2018年10月12日金曜日

初北海道 2泊3日(4)

翌日は普段の起床時間ごろに起きた。

かなり東ということもあって、朝日の上るのが早い。

上る太陽と、眼下の豊平川。
朝風呂にゆっくり入った後、朝食を適当に済ませて、チェックアウトと荷物を預けたら出発。

まだ時間が早いので、ちょっと豊平川沿いを歩いてみる。

全力のサケ推し。ただしサケの姿は一度も見かけず。
河川敷が広い。
「ヒラ」は本州の地名でも崖を示すことが多い。神戸だと平野とか。
札幌は大都市だけど、工業地帯が遠いので、空気がきれい。

しばらく歩いて、市電に乗るべく早朝のススキノを横断。

途中、もはやすっかり見かけなくなった宮型霊柩車を目撃。

さすがに憚られたので写真は撮ってないけど、こっちでは今でも現役なんだねぇ。

とりあえず、東本願寺前電停から乗車。

なんなら一周してもいいやと思って、どこまで乗るかは決めてなかったけど、地図で見ると幌南小学校前電停から南平岸まで、わりと歩けそうな距離だったので、途中下車。

今乗ってきた新しい車両と
対向してきた古めの車両。
「路面電車…直角…徹明町…うっ頭がっ…」
道中やたら見かけたアスナロの木と
可食な赤い実をつけたイチイ。なお種は猛毒。


ふたたび豊平川を渡り、想定外の軽い峠越えをして、地下鉄南平岸の駅へ。

雪虫が飛んでいたので捕獲。意外にすばしこくて苦労した。

そういえば、ガイドさんに「北海道の赤飯は、甘納豆と食紅」と聞いたのを思い出し、途中にあったスーパーで「ザンギ」と一緒に購入。

どうせ行く先は公園だし、メシ食う場所ぐらいあるだろう。

南平岸の駅を過ぎ、坂道を登っていくと、正面に見慣れたものが。

いよぉ(ポン)


いよぉ(ポン)

移転してすぐなのもあってか、安田さん onちゃんはまだいた。

ひとつ手前の筋を右に入って、いよいよ例の場所へ。

あまりにも、あまりにも見慣れすぎた景色。
「局のすぐそば」とは聞いてたが、ここまで近いとは。

三連休なのもあってか、自分以外にも「巡礼」っぽい人が何人か。

大抵の人は写真を何枚かとったら、スッとその場を立ち去っていく。

脇の道から、公園の頂上にある四阿を目指して歩く。

登頂成功。景色よし。
北海道には普通の松があまりない、と聞いていたけれど、この公園には何本か赤松や黒松っぽいのが植えられていた。

開発業者が持ち込んだのかね。

周囲は本当に話に聞く通りの住宅街なので、目立ちすぎないようにしながら昼食。

てか、かつて長田にあったサンテレビ以上に、謎すぎる立地だなこのテレビ局…。

「ザンギ」と、食紅と甘納豆の「赤飯」

さて「ザンギ」は…味付きの唐揚だなこれ。

後で調べると、ザンギの定義も色々あるようで、唐揚げとの明確な違いは結局わからなかった。

甘納豆と食紅の「赤飯」は、耳で聞いたときのイメージが強烈だったわりに、いざ食ってみると、それほど違和感のあるもんでもなかった。

かなり見た目は違うけど、桜餅食ってる感覚に近いかも。

赤飯としてではなく、「こういうもの」として食う分には全然いける。

そりゃ、そうでないと生き残らんわな。 

ぺろっと平らげた後、四阿を離れてふもとを見下ろしてみる。

ミスターがソリでバウンドしたのは、ちらっと見えている道のあたり。

みすたさん…いくら雪があるからって、この角度をソリで後ろ向きに滑り降りるのは危険すぎるって…。

一応昼飯は食ったけど、やっぱりちょっと足りない。

そういえば、もっと有名な名物を食ってなかった。

検索して一番近かった、南平岸と次の澄川駅の間にある「さっぽろ純連」本店へ。

辛みそと迷ったけど、ここは味噌チャーシュー。

数名が並んでたけど、それほど待たずに済んだ。

スープが冷えるのを防ぐ厚いラードの層と、生姜入りの味噌味スープに太めの縮れ麺。

これは寒いときに食うと腹からあったまるわなぁ。

後から調べると、ここは塩や醤油も結構美味しいらしい。


南平岸の駅に戻りつつ、途中の天神山緑地で、前から気になっていた「トドマツとカラマツとエゾマツの違い」を調べる。

トドマツは葉の色や枝ぶり、幹の状態からして違うので、一見してわかる。

カラマツ(アカカラマツ)も、へにゃっとした枝ぶりからだいたいわかる。

問題はエゾマツ。

植林で近縁種がわんさか植えられているので、 どれがエゾマツなのかさっぱりわからない。

途中、イチイの実を一心不乱に食いまくる爺さんに遭遇。

平岸天満宮の鳥居の前に、枝がだらんと垂れ下がっているモミノキ風の木があったので、これがエゾマツかと思って調べてみると、どうもドイツトウヒらしく…。

このあたり、何枚か検証用の写真も撮ったんだけど、なぜか軒並みブレていて使い物にならず。

ホテルのほど近くにあった中島公園には、そのへん色々植えてあったらしいを知ったのは帰ってから。


まだまだ集合時間には余裕があるので、地下鉄に乗って再び大通公園方面に。

三日目はお天気に恵まれた。

アメリカ屋釣漁具店に寄って、ご当地仕掛けのゴツさに圧倒されつつ、釣り場ガイドの本を買う。

ふたたび大通方面に戻って、ベタな観光。

見慣れた北野の異人館と同サイズで、思ったほどがっかりしなかった時計台。

そこから少し歩いて…。

討ち入り姿のにょういずみさんが屈強な学生に担がれていった現場

「許さんぞ!キサマら許さんぞ!」と叫ぶ大泉と、笑い袋と化した藤やんの幻聴が…。

そしてさらに、

いよぉ(ポン)

みっちり。

一角にあったどうでしょうコーナー。


マグカップとかは帰りに割れそうだったので、とりあえずおみくじを引く。

…が、開け方がよくわからなくて、結局ビリビリに。

これがヒゲの策略か…(※たぶん違う

なんか名言が書いてあったけど、ポケットの中でぐちゃぐちゃになって、新千歳で捨てちゃったので覚えてない。


再び地下街に潜り、手ごろそうな北方民族史の本を漁る。

この流れだと、普段なら地図も買うところだけど、北海道はさすがにちょっと広すぎた。


ぼつぼつタイムリミットというあたりで、再び地下鉄に乗って集合場所へ。

あとは新千歳へバスで向かい、土産物を見繕って、飛行機に乗っちゃえば神戸だ。


腹ごしらえに何を食おうか迷ったが、豚丼の店が比較的空いていたので、そこで済ませる。

しばらく土産物屋もうろついたけど、両手に山ほど土産を抱えた同僚を後目に、やっぱりどうにも食指が動かない。

たしかに海産物とかは、デパートの北海道フェアとかで買うより安いんだけども。

これ、社員旅行という特殊な状況だからかねぇ…。

やがて搭乗口集合20分前くらいになって、ふと気づく。

そういえば新千歳って、ミクの展示があったんじゃなかったっけ…?

慌てて撮ったのでブレまくり。

展示内容を見て回る時間的余裕はなかったので、正面から写真だけ。

身内の目もなさそうだったし、もう少し早く気づいていれば…。

まあ今回の旅、見るもの・食うものについては、そこそこ満足だけれど、結局買ったものといえば、ザンギに甘納豆の赤飯、味噌ラーメン、地元出版社の本と、あと豚丼食ったぐらいというね。

もうちょっと地域経済に貢献できたんじゃないのか、と自問しながら、機上の人になった。

帰りも窓際は当たらなかったので、神戸の夜景が見える頃までふて寝。

自宅に帰りついたのは、もうじき日付の変わるあたり。

翌日は仕事…きつい。


さすがに北海道は、相当気合を入れないと再訪しづらいけど、それでもいつか再び…。


2018年10月11日木曜日

初北海道 2泊3日(3)

夕食会場は宿泊先とは別だったので、さらにバス移動の末にホテル着。

ススキノが徒歩圏ということで、家族の目がないのをいいことに、喜び勇んで遊びに出かけるおっさん連中を後目に、こちらは大浴場でゆっくり温泉に浸かって、さっさと就寝。

そっち方面ですら地域経済に貢献しないというね。

翌日は7:30集合で積丹方面へ。

途中の余市までは初日と同じコースだったので、バスガイドも話す内容が被りまくってて困ってた。

さらに、美国港から水中遊覧船に乗船するはずだったのが、台風接近でうねりが出ているせいで中止。

実際、海沿いを走る国道5号線~229号線では、一部で高波をかぶっているところもあったので、賢明な判断だとは思う。

やがて神威岬に到着。

・・・・・・。
 この写真の右手には展望台があり、そこからだと神威岬灯台まで一望できたみたいだけど、風雨が強くなってきたので、行く気にはなれなかった。

下のの土産物屋で、瀬戸内ではまず見かけないサイズの巨大イカナゴ(オオナゴ)の釘煮ライクな何かを見つけて驚いたりしながら、今度は島武威海岸へ。

このあたりから少し晴れ間が見えてきた。


駐車場から、かつてニシン干し場に向かうために手掘りされたという隧道を抜けると、目の前に広がる荒々しい海岸線。


展望台自体が少し海に傾斜していて、ついでに柵も傾いてるもんだから、結構なスリルがあった。

ガイドさんは若い頃、この展望台から海辺に続く階段を下りていき、当時お咎めなしで取り放題だった海産物を、その場で焼いて食べたりしながらキャンプしたそうだ。

空が明るくなったので、若干「積丹ブルー」らしさが。


念のため持ってきた偏光グラスを掛けてみると、海が澄んでいるぶん、海底に延びる岩盤の溝まで見えて、ああなんで釣りができないんだ!という悔しさだけが募った。

ひとしきり展望台からの景色を楽しんだ後は、駐車場そばの店で昼食。

うに!

既に生ウニの漁期ではないので、蒸しウニなのが申し訳ない、とは言われつつ、普段食いつけているミョウバン漬けのウニとは明らかに違う味。

他に食うものがないので、仕方なく箸をつけた海鮮嫌いの人も、イヤな風味がないので問題なく完食。

余りに地味な見た目だったので、写真は撮り忘れてしまったけれど、一緒に甘露煮風のものが出てきていた。

棒鱈にしては妙に柔らかいけど、美味しいなー何だろこれとか思って食べていたら、オスのサケを捌いたときに大量に出る白子を、竜田揚げにしたものだとか。

ここのおばちゃんのオリジナルで、白子はそのままだと水分が多いし柔らかくて揚げられないので、一度焼いて固くするのがコツらしい。

サケの白子自体は、これからの時期こちらでも出回るので、他の魚の白子も含めて、一度試してみるのもいいかも。

昼食後は再び小樽に寄る提案もあったけど、直帰希望者が大勢を占めたので、そのまま寄り道せず帰ることに。

一応、昨日も寄った余市の道の駅でトイレ休憩。

こういう近隣の道の駅の説明板、あると有難いよねぇ

名物と聞いてアップルパイを買ってみたけど、なるほど美味。

予定より2時間ほど早くホテルへ帰着した後は、ビール園でのジンギスカンに向かうまで自由時間。

さっそく地下鉄に乗って、大通方面へ。

たしか札幌の地下鉄は、構造物は大阪市営地下鉄(現大阪メトロ)、車両は実質ポートライナーという状態だったと思うんだけど…乗り心地は非常に快適だった。

港が不振なのはわかるけど…やっぱりポートライナー、本格的に改修したほうがいいよ…。

旧北海道庁!(なぜか横から)
すぐそばのビルにあるクリプトン!(連休なのでお休み)
名物テレビ塔!(信号待ちのタクシーの車窓から)

…という雑な観光を済ませ、ホテルへ戻ってすぐサッポロビール園へ。

まず、横のイオンのショッピングモールにも負けない、規模のでかさに圧倒された。

どうせちょっと大きめの焼肉屋みたいなもんでしょとか思って舐めてた。


出されたラムは本当に柔らかくて臭みもなかったし、普段食わされてるのがマトンなのはよくわかった。

でも、バイキングとか飲み放題・食い放題って、普段なら取り繕ってるような、育ちの悪さがモロに出るから怖いよね…。

今回もそのへんが剥き出しになった人を何人か見かけたけども。

ホテルに戻ってからは、昨日と同様にススキノへ繰り出す連中を横目に、さっさと大浴場へ。

風呂上り、そういえばこっちのテレビ見てないなと思って点けてみたら、狙ったようにTEAM NACSの面々が。

どうやらHTBの開局50周年特番の一場面だった模様。

…そうだ、明日は出発時刻までフリーだから、南平岸に行ってみよう。

2018年10月10日水曜日

初北海道 2泊3日(2)

到着後すぐにバスに乗せられ、小樽方面に直行し、微妙な店で微妙な海鮮鍋を食べる。

中国人のツアーがいくつか来ていたけれど、不満を残して帰らないか心配になった。

途中の国道沿いの河口では釣竿が林立。

そろそろ日本海側ではシーズン終了らしいけど、サケ狙いとのこと。

その後、余市のウィスキー工場見学。

香りつけに使う乾燥ピート(泥炭)の匂いから、ふと記憶がよみがえる。

青森や岩手の川で釣りをしているとき、ウェーダーの靴底のフェルトについて、洗っても洗っても落ちなかったものの正体はこれか。

ホムセンとかにも売ってて、地質改良によく使われるピートモスは、泥炭を加工したものだそうな。

まあ早い話が畑の土なんだけど、独特の匂いがあるので、馬糞や牛糞じゃねえよなとか思ってた…。

バス移動が長いので一旦は躊躇したけど、チケットを貰ったし…とウィスキーの試飲。

シングルモルトとブレンドの口当たりや風味の違い、ストレートと水割りの向き不向きに納得。

まあ敢えてわかりやすいようにはしてあるんだろうけども。

その後、小樽運河周辺を散策。

ガラス工芸品とか海産物、ご当地スイーツには食指が動かなかったので、少し歩いて運河の先の港へ。

かなり奥まったところなのもあってか、ゴミや油が浮いていた。

台風接近中ということもあり、小雨がぱらついていたけれど、車横づけで釣りする人が何人か。

円柱状のオモリとトレブルフックが一体になった「ルアー」を準備をしている人がいた。

明らかに引っ掛け釣り用の道具なんだけど、あくまで「ルアー」という体裁をとるために、オモリ部分にはアワビシートなんかが巻いてある。


ははあ、これが例の評判の悪いやつか…。

「注 意! サケ・マス の ひっかけ釣り は禁止されてます!」※pdf

北海道のフィッシングルール Web版

この道具、札幌のアメリカ屋釣具とかでも堂々と売られていたので、まずはそこから何とかするべき。

メタルジグと何が違うんだ、みたいなセコい言い逃れが通用してるみたいでなんとも…明らかに形状が違うやんか。

少し歩いた先の三面護岸の川にサケが何匹か泳いでいたが、それぞれ胴体に切り裂かれたような傷があったので、おそらく「ルアー」の傷だろう。

そんな中、トリックサビキを準備している二人組を見つけて話しかける。

彼ら自体はイワシ狙いだとのこと。

まあ目の前で釣れたのはウグイだったけれども…。

西日本にもウグイはいるけど、こっちのウグイは降海しない、と話すと驚いていた。

やがて集合時間になったので、酔い止めと胃薬を調達して、バスで夕食の会場へ。

薬を買ったのもチェーン店だったし、結局土産も買わなかったので、あんまり地域経済に貢献できてないな…。

まあ同僚にジャガイモ焼酎とか見つけて買わせたから勘弁してほしい。
 

2018年10月9日火曜日

初北海道 2泊3日(1)

以前の下北半島への釣行の際、青森空港の霧が晴れるまで、1時間ほど新千歳で待機したとき以来なので、北海道へは初上陸になる。

まあ社員旅行なので、釣りする時間が取れないのは残念ではあるけれど。


先日の地震のこともあり、旅行の中止を進言する幹部もいる中、一時は決行が危ぶまれたらしい。

ただ、阪神淡路の後の過剰な「自粛ムード」のおかげで、実害以上のダメージを受けた地元観光産業を見てきたエライサンたちが、「こういうときこそ行ったらんと!」と押し切ったそうな。



朝早い便で出発のため、普段よりさらに早く起きてバタバタの出発。

同僚との挨拶もそこそこに、もはや最後に乗ったのがいつだか思い出せないくらい、数十年ぶりのポートライナーに乗る。

たぶんコミックストリートとかアラモードとかCityとか、そのへんの同人イベントに向かう足として乗ったのが最後だと思う。

免許を取ってからは車で行ってたしなぁ。

記憶の中では、あんなにガタガタと不快な乗り物ではなかったような…まあ地盤沈下と経年劣化は、どうしようもないか。

かつてカップルが別れることで名高かった「ポートピアランド」があったあたりに差し掛かると、例の「京」の入った建物越しに、巨大な橋と空港島が見えてきた。

そういえば神戸空港に行くのは初めてだ。

ポーアイと空港島の間は、地図で見た感覚以上に距離があった。

さすがにこの辺りに来ると、新しさもあってか、ポートライナーの乗り心地もスムーズに。

神戸大橋ができたころは、随分と大きな橋を架けるもんだと思ったけど、それから40年近い時間を経てるんだから、そりゃ技術革新もするわな。

神戸空港の施設自体は、さすがに三沢あたりと比べれば大きいけれど、それでもこじんまりとした地方空港のソレだった。


空港島は神戸の市街地と並行しているので、待合スペースからは市街地が一望できる。

雨上がりの明け方ということもあって、すっきりと六甲連山が見渡せた。

写真を撮ろうとベストポジションを探していたら、集合の声でタイミングを逃す。

しばらくして搭乗手続き。

窓側の席が当たらなかったので、到着までふて寝を決め込む。

何度かの耳抜きの後、やがて着陸の衝撃で目が覚めた。

外を見ると、どこまでも続く針葉樹の林。

ところどころに白樺の白い幹が見えた。

ああ、着いたか。

2018年9月30日日曜日

桃色の誘惑。

土曜出勤を乗り越え、日曜の朝マズメ。

だがしかし、台風24号が四国沖に接近中。

例によってお空のご機嫌を見ると、風も思うほど強くはないし、しばらくは降りこめられることもなさそう。

念のためゴアのブルゾンを来て出発。

前回の反省から、ラインを0.8号に巻き替えて、ロッドはLSJ用、タモも長くて大きい方を用意。

ここまでやったらボ○ズのフラグかなぁと思いつつも、下処理用の水くみバケツとクーラーも持っていく。

釣り場に着くと、前回のベストポジションは既に先客が。

少し離れたところにタモをセットして、釣り開始。

既に空は明るくなりつつあったので、最初は鉄板を投げる。

けど、特に何も起こらないので、次にヘビーミノー。

前回最初にぶち切られたのがピンクイワシのミノーで、さらに釣れたのがピンクのジグだったので、ピンク系統に絶大な信頼を寄せつつある。

そんな中、やはりブルピンのミノーにアタリ。

しばらくやりとりしたけど、残念ながらフックアウト。

このミノー、前もフックアウトがあったし、やはりフック交換必須だなぁ。

そのうち海がベタッとなったので、一旦タバコ休憩。

クーラーがあると汚れやフナムシを気にせず座れるので楽だわ。

やがて沖に潮目が現れたので、ピンクゼブラのジグに替えてキャスト。

そのうち、手前のテトラ際から沖の潮目にかけて反転流が発生。

その合流するあたりにジグをキャストして、水面直下を引くが反応なし。

んーこれは、と思って、中層まで沈めてシャクってはカーブフォール。

ふと、以前動画で見たヒロセマンのシャクるテンポでやってみると、あっさりヒット。

例によって走り回られたけど、とりあえず手前まで寄せてこられた。

抜き上げようかとも思ったが、ポロリがイヤなのでタモを使う。

タモが大きくなったぶん、余計に小さく見える…

手尺で30あるかないか、先週のよりさらに小さい感じ。

んー…持ち帰ったところで、先週のやつよりさらに身は少ないか…塩焼き…んー。

とりあえずフックを外そうとすると、トレブルフックの一本だけで掛かっていた。

口も壊さずに外せたし、特に流血も見られないから、ダメージ少ないなこれ。

…よし、こいつはリリースしてみよう。

バス持ちはさすがにできないので、口に余計な穴をあけないよう、そっとグリップで挟んでテトラ際に。

水中に突っ込んでおくと、やがて身をよじり始めたので、そのまま外してリリース。

一度釣られた青物の生存率なんて、正直それほど高いものではないだろうけど、とりあえず元気に泳いでいった。

それにしても、またピンクか…。

条件として共通してるのは、前回も雨上がりの曇天だったことか。

快晴だったりすれば、また違う色が強いのかもしれない。

一方、そこから何投げようが一時間以上アタリなし。


やがて何人か帰り始めたので、空いたところへ移動。

下処理をした跡があったので、こちら側はそこそこ釣れたのかな。

テトラの先に立つと、潮は手前が左向き、沖側が右向きに流れる状況。

そのうち手前側の潮が緩み始め、複雑な潮目や渦が目の前に。

ここはやっぱりピンクやろということで、先ほど釣れたピンクゼブラをキャスト。
中層で数回ゆったりしゃくってはフォールを繰り返す。

手前まで探ってきたジグを回収しようと、一旦竿先を下げた瞬間にヒット。

手前まで追ってきてたか。

さきほどよりよく走るので、ちょっといいサイズかもしれない。

掛かった何かは手前側の潮に乗り、どんどん左側へ。

偏光グラスを通して魚体が見えた。

たしかに今までのよりちょっといいサイズかも…って、おいそっちいくな沈みテトラに擦れる。

手元にリーダーが擦れる感覚がして、やがてフッと軽くなった。

あー……。

回収すると、スナップのところで切れていた。

もうちょっと強引にやり取りした方がよかったかな。

とりあえず、アタリ針もなくなったので納竿。

持ち帰りはないけど、坊主ではなかったからよしとするか。

気付くと風が徐々に強くなり、四国方面には真っ黒な雲がかかり始めていた。

それにしても、ほんとに今年は台風に祟られる。

まあ、そのおかげもあって、青物好調と言う面は少なからずあるとは思うけども。

今回も高潮確定みたいだし、これ以上釣り場が壊れないといいんだが。

2018年9月22日土曜日

ようやくの青物。

秋の三連休その2。

先週は結局ジグサビキに終始したので、いいかげん魚っ気もついた…だろう。

ということで、今回は潔く青物狙いに絞ることに。

近隣ではそこそこ好調な話を聞くし、さすがにぼつぼつ釣れるやろ。

ヘビーミノーに重めのシンペン、鉄板バイブと30gのメタルジグをいくつか準備。

あんまり色々持って行っても、結局投げずにしんどいだけだったりするので、もう数を絞り込むことにした。

なんとなく、最初に買った中古のシーバスロッドを用意。

以前バイオマスターでヘビーミノーを使ってみたら、さすがに巻き上げが強すぎたので、改めて買ったフリームスの3012Hをセット。

巻いてあるラインは…たしかPEの0.8号だったはず…。

このふんわりした記憶が、後に祟ってしまうことに。


夜中じゅう降っていた雨が止んだのを確認して出発。

釣り場に着くと、直前まで降ってた雨のおかげか、連休初日のわりに人は少なめで、すんなりテトラの角に入れた。

まだタチウオが釣れそうな時間帯だけど、とりあえずヘビーミノーからキャスト開始。

早めのリーリングで水面直下を引いてくる。

あ、そういえばドラグ調整してないかも…と思った矢先、いきなり「ガン!」。

え、何!?

ロッドがえらい勢いで絞り込まれた次の瞬間、掛かっていたテンションがすべて抜けた。

うそやん…。

うなだれながらラインを回収すると、スナップの結び目のところできれいに切れている。

ドラグ調整してれば切れてないかもなぁ…。

いや、ちょっと待て。

この緑色のライン、0.8号と思ってたけど…15gのジグ用に巻いた0.6号か…?

そしたらリーダーは…3号のはず。

ロッドの適性ラインを確認してみると、PE1号以上から。

うーん、タックルバランス…。


これでも青物は釣れんわけではないけど、慎重にやらんときついかな。

ドラグをできるだけ緩めて、今度はメタルジグを結んでキャスト。

…この細糸で30g投げれば、そらいつも以上に飛ぶわなぁ…。

着水と同時に水面直下をただ引き。

数投後、またもや「ガン!」

…今度はアタリのみでフックアップせず。

まず、これだけアタリがあること自体が珍しいだけに、釣れないのが余計に頭にくる。

思わず口を突く「だっぼぉ…」。

タバコ休憩を挟んで、今度はジグのカラーを変えてキャスト。

暫くして三度目の「ガン!」

今度は向こう合わせ。


何度かの突進をこらえて、ようやくテトラ際。

紡錘形に黄色のラインの入った魚体が見えた。

去年の暮れのやつより二回りほど小さく見えるけど、青物には違いない。

よっしゃ念のためタモを…と思ったら、前触れもなくいきなりポロッと外れた。

えええええ…。

きっちりフッキングできてなかったか。

ちょいちょい休憩を挟みながら、ひたすらジグのただ巻きを繰り返していると、またもや「ガン!」。

今度こそ、と、追い合わせをしようとしたら、魚が反転してフックアウト。

やってもたぁぁぁぁぁぁ…。

ひとりで悶絶していると、横のサビキのおっちゃんが苦笑い。

再びタバコ休憩をしていると、散歩の人が「向こうの人は3回当たって1本らしい」と教えてくれた。

こっちは4回当たってゼロですがな…。

少し先のテトラ帯では、さらにアタリが多いようで、もはやお祭り状態とか。

たしかにサビキでもイワシが釣れ盛っているし、青物が寄ってきてるんだろうなぁ。

もう一度念入りにドラグを調整して、ピンクのジグを結びなおしてキャスト。

例によってただ引きしてくると、またもや「ガン!」

最初のひとのしを堪えて、ドラグを少し締めなおしてファイト開始。

寄せては出されを何度か繰り返し、ようやく寄ってきた。

横にいたサビキのおっちゃんがタモ入れを進言してくれたが、ここは自力でやります、と丁重に断る。

まあ、どう考えてもさっき寄せてバレたやつより、さらに小さそうだし。

とはいえ抜き上げるにはラインが不安。

そして、メバルの時の対シーバス用なので、微妙に柄の長さが足りない…。

一段下のテトラに飛び降りて、ようやくネットイン。
 

大したサイズじゃないけど、ようやく釣れました…。

とりあえず、でっかい溜息を一発。

去年の暮れから長かった…いや、今日だけでも十分長かった…。

写メを取って、リリースするか考えたが、念のためサビキのおっちゃんに要るか聞いたら、ビニールやるから持って帰りと言われた。

有難くビニールを貰い、ナイフなんて持ってきてないから、エラの中にニッパーを突っ込んで脊髄を砕いて〆た。

本来であればエラとワタを取り、水くみバケツに突っ込んで血抜きするところだろうけど、そのへんの用意は一切持ってきていない。

仕方ないので、血の滴るやつをそのままビニールに放り込み、大急ぎで道具を畳んで、サビキのおっちゃんへのお礼もそこそこに帰路についた。

帰宅後、すぐに血糊を洗ってまな板に置いてみる。

小さいけど、やはり青物はかっこいいと思うのですよ。
 
そういえば長さを測っていなかった。

…34.5cm、いくら頑張ってもツバス止まりか。

ツバスもハマチもサイズに諸説あって、どの基準が正しいのかよくわからない。


たぶん今日アタった奴の中でも、小さいほうなんだろうなぁ。

エラとワタを抜いて、冷蔵庫で寝かせることも考えたが、とりあえずイカっているうちにと、三枚におろす。

腹からは、ジグサビキで釣ったサイズのイワシがごろごろ出てきた。

途中、苦玉を潰してしまったらしく、身に黄色い汁がついたので、腹骨と一緒にこそげ取る。

最終的に皮を引き、中骨を取ると、可食部分は1/3にも満たなくなった。

…まあ素人包丁だしなぁ。

本来ならアラも湯通しして炊くところだが、今回はなんとなくやめておいた。

少し早めの昼飯として、ワサビが切れてたので生姜醤油で頂く。

今度釣れたときは、もうちょっときれいに捌けるようにしよう。

もちろん次があれば、だけれど。


2018年9月17日月曜日

ふたたびみたびの「一匹だけ。」

三連休の中日の夕マズメ、イカと鯖を求めて出発。

このパターン、去年は空振り続きだったから、最初から期待はしない。

実際やってみても、エギを見に新子がついてくることすらなかった。

エギングを諦めて、15gのスロージグをキャスト、シャクらず巻き上げのみで探っていると、プルルッと。

直前でバレたものの、何かの生命反応。

正体を見極めるべくその後もキャストすると、同様のプルルッがまた。

またセイゴじゃあるまいな…とは思いつつも、ばらさないようにそっと抜き上げたら、アシストフックに小アジが。

ほんとに食ってくるんだなぁ、と、写真を取ろうとしたら、掛かりが浅かったのかポロリとご帰還。

その後は何を投げてもダメで、諦めて納竿。


翌日の朝マズメ、アジの比率が上がっていることを期待して、ふたたびジグサビキに。

ジグとセットのやつを買っていたので、最初はそれを使おうと思ってキャストしたら、リーダーとサルカンの結び目からプツリ。

いきなり心が折れそうな展開ながら、とりあえず踏ん張って再びリグる。

ワンキャスト目から2本しかないサビキ針に、ウルメとアジがダブルで掛かってくる。

これは期待できるんちゃうの…と思って頑張るも、以降はウルメのみ。

こっちが2本針でちまちま釣ってる間に、横の常連の爺さんは6本針全部にウルメを掛けていく。

よく見ると、前までは遠投サビキで必ずアミエビを用意していたのが、今日はウキなしでナスオモリが先についているだけになってた。

…こりゃ自分を見てやり方を変えたかな。

今日は目の前に鳥山ができたり、ちょっと先でミノーを引いていた人が何かをバラしたりで、珍しくフィッシュイーターの影がある。

やっぱりイワシがこれだけいれば、何かついてるんだなぁ。

…ダツの可能性はあるけど。

そのうちまた仕掛けがダメになったので、今度はキャロに極小ワームを付けてキャスト。

さすがにアジしか釣れんだろう、と思っていたら、またウルメが食ってきた。

だめだこりゃ。

ふと周りを見回すと、常連すら「釣るとこない」と引き返すくらいの人出。

とっくにツ抜けだったので、今日もまたアジを一匹だけ持ち帰り。

ウロコは落としました。こうしてみると結構サイズにばらつきが。

もう手開きは面倒なので、イワシはキッチンバサミで頭と腹を取った後は、酒と醤油とみりんでまとめて炊いた。

アジはまた背開きにして、片栗粉の衣をつけて天ぷらに。

ジグサビキ、たしかによく釣れるのはいいんだけど、結局ジグや仕掛けの消耗が激しいので、普段「趣味に効率なんて…」派の自分でさえ、ちょっと疑問を抱いてしまう。

ずっと遊んでる磯竿もあるし、もう安いサビキにナスオモリでいいんじゃなかろうか…。