小学生のころ、海辺に住んでいた母方の爺さんが、一人暮らしは何かと危ないということから、実家のすぐ近くに引っ越してきたとき、もう使わないからと釣り道具を譲ってもらったことがある。
当時イカ釣りといえば日本海側のスルメやケンサキのイメージが強くて、瀬戸内や大阪湾にはイカなんていない、という先入観のあった自分は、天秤やらハリスがごちゃっと入った箱の中に、ひとつだけピンク色のエギが鎮座しているのを見て、「なんでこんなもん持ってるんやろ」と、不思議に思っていた。
やがてアオリの存在も広く認知され、爺さんの住んでいた周辺は、今やすっかり有名ポイントに。
おそらく爺さんは当時からアオリを釣っていたんだろう。
思い込みや先入観ってアカンね、という思い出話。
さて、エギングロッドは以前から持っていたし、エギもすでに何本かあるけど、投げたのは数えるほどしかなく、そもそもチョイ投げ含めたソルト万能竿としてしか使っていなかったので、実はこれまでイカというものを釣ったことがなかった。
で、相も変わらず休みのたびにライトショアジギングに出ては、ぼっきりと心(たまに竿)を折って帰るという不毛な行為を繰り返していた中、偏光グラスでのぞく海中に、ふわふわ漂う小イカの姿。
周辺では胴長20cm弱のケンサキも釣れ盛っていて、まあぼつぼつ取り組んでみるかな、と、先日のロッド買い替え時に、ライトエギングロッドと2号エギを購入した。
なお、このロッドは3.5号エギまでの指定で、20~30gぐらいのジグなら十分投げられることから、この休みの朝マズメ、ジグと2号エギを持って出かけることに。
保険として結んだジグサビキは、開始間もなくキワの海藻に持っていかれたので、30gのジグのテールフックを外してから、堤防の外向きで遠投遠投また遠投。
目の前を横切る小さなエイや、正体不明の大きな魚影(たぶんボラ)でモチベを少しずつ維持。
それでもいいかげん疲れてきたころ、タコジグをぶん投げる集団が斜めキャストをしてくるので、うんざりして港の内向きに目を移すと、ちょうどウルメイワシの群れが入ってきていた。
あちこちで水面をクルクル回るイワシを見つつ、群れの少し後ろ側を通るラインへキャスト。
このクルクルと泳ぐイワシが出たときは、トップを投げるといいんだとか。
まあさすがに持ってきてないルアーは投げられない…。
内向きは砂泥底で浅くて、初夏にはアマモとワカメでとても釣りができる状態ではないけど、今頃になると海草が切れて釣りやすくなる。
底を取って軽いシャクリを入れながら引いてくると、メータークラスとはいかないまでも、イワシを飽食して丸々と太ったシーバスがついてきた。
でも、ここでまたいつもの「見に来るけど食わない病」が発症。
結局イワシの群れはそのまま港から出て行ってしまった。
諦めきれずに惰性でジグを投げていたら、プルンと生体反応。
なんじゃなんじゃと寄せてきたら、これ。
「あんたその口でこのサイズは食えんでしょう…」
以前メッキ狙いで寄った洲本港で、船の陰にいるのは見たことがあるけど、釣れたのは初めて。
ついでに言うと、ジグサビキに食ってきたイカナゴサイズのカマスを除けば、ジグでの初釣果。
…よし、次はエソだな。(←そうじゃない
急いでリリースすると、しばらく堤防沿いをふらふら泳いでいたが、やがて沖へ消えた。
釣ったことのない魚が釣れたことで、多少気が晴れたとはいえ、なんでも「ダツがいるときは何をしてもムダ」なんだそうで、どうしたもんかなぁ…と給水なんぞしていると、足元に子イカが数匹。
太陽は斜め上からじりじりと。
日焼け止めを塗ってこなかったので、これ以上炙られるとヤバい。
よし、最後に気合入れてやるか、と、2号エギを結んで、イカの向こう側へキャスト。
少し沈めて、ラインをはじくように軽くしゃくると、イカたちの色がころころ変わりだした。
「おぉ、キミらやる気やねぇ…」
やがて一匹がスッと触腕を伸ばして抱きついた、ように見えた。
すかさずロッドをあおるものの、エギはそのまま浮上。
「…んんー?」
頭の少ない引き出しを開きまくって、しゃくったり棒引きしたりトゥイッチを入れたり。
水面直下連続トゥイッチは特にご好評な様子。
そう、キャスト毎に、本当に律儀なまでにイカは寄ってくる。
が、乗らない。
「またや、またやがな…」
やがて岸近くで突如ぼわっと煙幕が。
なんかあったかな?と思ったら、ラインにかすかな重み。
「ああ、掛かっとるがなこれ」
しばらく水面にぶら下げて、吐くもの吐かせてからリフトアップ。
手元には、ガツンともぷるるんともズシッともグッグッとも来なかったけど、まあ釣れた。
初物の感慨は後回しにして、対岸の淡路島じゃ咎められるサイズなので、写真を撮ってリリース。
エギの傘はジグと違ってカエシがないので、反対向ければすぐ逃がせて楽だ。
一応イカは釣れた、釣れたが…しかしほんまに、これどうやってアタリ見極めるの…。
炎天下の澄んだ潮の中、それも偏光グラスで見える範囲だったから釣れたようなもんだしなぁ。
やはり場数を踏めばわかるようになるんだろうか。
当時イカ釣りといえば日本海側のスルメやケンサキのイメージが強くて、瀬戸内や大阪湾にはイカなんていない、という先入観のあった自分は、天秤やらハリスがごちゃっと入った箱の中に、ひとつだけピンク色のエギが鎮座しているのを見て、「なんでこんなもん持ってるんやろ」と、不思議に思っていた。
やがてアオリの存在も広く認知され、爺さんの住んでいた周辺は、今やすっかり有名ポイントに。
おそらく爺さんは当時からアオリを釣っていたんだろう。
思い込みや先入観ってアカンね、という思い出話。
さて、エギングロッドは以前から持っていたし、エギもすでに何本かあるけど、投げたのは数えるほどしかなく、そもそもチョイ投げ含めたソルト万能竿としてしか使っていなかったので、実はこれまでイカというものを釣ったことがなかった。
で、相も変わらず休みのたびにライトショアジギングに出ては、ぼっきりと心(たまに竿)を折って帰るという不毛な行為を繰り返していた中、偏光グラスでのぞく海中に、ふわふわ漂う小イカの姿。
周辺では胴長20cm弱のケンサキも釣れ盛っていて、まあぼつぼつ取り組んでみるかな、と、先日のロッド買い替え時に、ライトエギングロッドと2号エギを購入した。
なお、このロッドは3.5号エギまでの指定で、20~30gぐらいのジグなら十分投げられることから、この休みの朝マズメ、ジグと2号エギを持って出かけることに。
保険として結んだジグサビキは、開始間もなくキワの海藻に持っていかれたので、30gのジグのテールフックを外してから、堤防の外向きで遠投遠投また遠投。
目の前を横切る小さなエイや、正体不明の大きな魚影(たぶんボラ)でモチベを少しずつ維持。
それでもいいかげん疲れてきたころ、タコジグをぶん投げる集団が斜めキャストをしてくるので、うんざりして港の内向きに目を移すと、ちょうどウルメイワシの群れが入ってきていた。
あちこちで水面をクルクル回るイワシを見つつ、群れの少し後ろ側を通るラインへキャスト。
このクルクルと泳ぐイワシが出たときは、トップを投げるといいんだとか。
まあさすがに持ってきてないルアーは投げられない…。
内向きは砂泥底で浅くて、初夏にはアマモとワカメでとても釣りができる状態ではないけど、今頃になると海草が切れて釣りやすくなる。
底を取って軽いシャクリを入れながら引いてくると、メータークラスとはいかないまでも、イワシを飽食して丸々と太ったシーバスがついてきた。
でも、ここでまたいつもの「見に来るけど食わない病」が発症。
結局イワシの群れはそのまま港から出て行ってしまった。
諦めきれずに惰性でジグを投げていたら、プルンと生体反応。
なんじゃなんじゃと寄せてきたら、これ。
| オキザヨリの子供。 |
「あんたその口でこのサイズは食えんでしょう…」
以前メッキ狙いで寄った洲本港で、船の陰にいるのは見たことがあるけど、釣れたのは初めて。
ついでに言うと、ジグサビキに食ってきたイカナゴサイズのカマスを除けば、ジグでの初釣果。
…よし、次はエソだな。(←そうじゃない
急いでリリースすると、しばらく堤防沿いをふらふら泳いでいたが、やがて沖へ消えた。
釣ったことのない魚が釣れたことで、多少気が晴れたとはいえ、なんでも「ダツがいるときは何をしてもムダ」なんだそうで、どうしたもんかなぁ…と給水なんぞしていると、足元に子イカが数匹。
太陽は斜め上からじりじりと。
日焼け止めを塗ってこなかったので、これ以上炙られるとヤバい。
よし、最後に気合入れてやるか、と、2号エギを結んで、イカの向こう側へキャスト。
少し沈めて、ラインをはじくように軽くしゃくると、イカたちの色がころころ変わりだした。
「おぉ、キミらやる気やねぇ…」
やがて一匹がスッと触腕を伸ばして抱きついた、ように見えた。
すかさずロッドをあおるものの、エギはそのまま浮上。
「…んんー?」
頭の少ない引き出しを開きまくって、しゃくったり棒引きしたりトゥイッチを入れたり。
水面直下連続トゥイッチは特にご好評な様子。
そう、キャスト毎に、本当に律儀なまでにイカは寄ってくる。
が、乗らない。
「またや、またやがな…」
やがて岸近くで突如ぼわっと煙幕が。
なんかあったかな?と思ったら、ラインにかすかな重み。
「ああ、掛かっとるがなこれ」
しばらく水面にぶら下げて、吐くもの吐かせてからリフトアップ。
| 人生初アオリ。 |
手元には、ガツンともぷるるんともズシッともグッグッとも来なかったけど、まあ釣れた。
初物の感慨は後回しにして、対岸の淡路島じゃ咎められるサイズなので、写真を撮ってリリース。
エギの傘はジグと違ってカエシがないので、反対向ければすぐ逃がせて楽だ。
一応イカは釣れた、釣れたが…しかしほんまに、これどうやってアタリ見極めるの…。
炎天下の澄んだ潮の中、それも偏光グラスで見える範囲だったから釣れたようなもんだしなぁ。
やはり場数を踏めばわかるようになるんだろうか。