そんな状況にもかかわらず、飛行機と初日・二日目の宿があっさり取れて、「あーやっぱり影響あるんやなぁ」などと思っていたら、行きも帰りも飛行機は満席だったり、最終日の宿は青森市内だったこともあって、探しまくらないとだめだったりで、結局みんな考えることは同じだったらしい。
そして出発の5/1、何事もなく伊丹から飛行機(以前より小型化していた)は飛び立った。
せっかく窓際を押さえたのに、機内から見る下界は雲にさえぎられて何も見えず。
そして虫の知らせではないだろうけど、ぼんやりと「そういえば青森空港って霧に弱かったなぁ…」とか思い出していたら、「現地は霧が出て着陸できない」と機長から。
おいおいマジかと思いつつ「これは美味しい」と考えてしまう悲しきネタ体質。
結局燃料の加減もあって、青森上空で霧が晴れるのを待つことができず、新千歳に代替着陸。
これが人生初の北海道上陸という…ちょっと美味しすぎて泣きそうに。
新千歳で燃料補給を済ませ、予定から遥かに遅れて青森着。
さっそく宿へ遅れる旨の連絡を入れ、へろへろになりつつ、手配していたレンタカーに荷物を載せて、一路下風呂温泉へ。
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全行程138km、3時間超のロングドライブという強行軍。
渋滞もなく、以前より路面が良くなった(気がする)R4を、ひたすら陸奥湾に沿って走る。
途中ぱらついていた雨は暗闇迫る中いよいよ強くなり、そのうち強風を伴うじゃじゃ降りに。
AMラジオをつけたら、RABの人気番組「良平のラジオにおいでよ」をやっている。
この番組には、青森の言葉のヒアリング学習で世話になった。
ただ、やはりメインが津軽弁なので、南部や下北で出会ったお年寄りの言葉は「わがンねがっだ」。
今回も凄まじいまでの難解な投稿を、すらすらと読み上げる良平さんに感心しつつ聞いていた。
(方言全般に言えることだけど、大和言葉のまともな知識があればそうでもないかも)
R279はかつて何度も走っているし、レンタカーにはナビがある。
とはいえ、なにせ10年近く前の記憶をアテにするのはちょっと…。そして意味もなくバイパスを避け、旧道へ迂回させたがるナビのねーちゃん。
車内に鳴り響く津軽弁、ボケるナビ、迫る夕闇、吹き荒れる風雨…なんというカオス。
コンビニに立ち寄ることもままならず、手元にはマップルもない。
解像度の低いナビの地図を頼りに、なんとか宿に辿りついた。
下風呂温泉はこんなとこ。
http://www.shimohuro.com/%E4%B8%8B%E9%A2%A8%E5%91%82%E6%B8%A9%E6%B3%89%E9%83%B7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
今回お世話になった「坪田旅館」さん。
http://www.tsubota.burari.biz/index.html
まずは延着を詫び、既に漂う硫黄臭に誘われて早速風呂へ。
この宿は三つある源泉のうちの「新湯」を引いているそうで、木の浴槽に白濁した湯のかけ流し。
湯の花が溜まるのを抑えるためか、湯口にはネットが被せてあった。
元々源泉が熱いため加水してあるらしいけど、それでもお湯はちょっと熱め。
とはいえ、都内の浴場のような熱さではない。
(大体なんであんなに熱いんだろね…)
飛行機に閉じ込められ、ロングドライブで凝り固まった体をばきぼきとほぐしてマターリ。
ほこほこに茹で上がったら、浴衣と丹前を着込んで遅い夕食。
自分へのお疲れさんの意味も込めて、地元のお酒「関乃井」をつけてもらった。
部屋に戻って荷解きを済ませ、わざわざ持ってきた「小粋」で一服。
外は相変わらずの暴風雨。
テレビを見ると、明日も荒天だと告げていた。
