2017年12月31日日曜日

2017年の釣り納め(その2)


昨日のメバルで釣り納めのつもりだったんだけど、日の出前に目が覚めたので出撃。

もちろん、報われないことを覚悟でショアジギタックル。

フロートでのメバルもエギングも、今年になって本格的に始めた釣りではあるけれど、やはり最後はこっちかなと。

今朝もやっぱり人は少ないけど、それでも一級ポイントは既に人がいたので、普段は行かないポイントへ。

手前のテトラの角度が急で、回収時に引っ掛かるリスクが少なそうな場所があったのを思い出したので。

ここは普段だと誰かが必ずいる場所でもあったり。

とりあえずタバコとコーヒーで気合を入れて、まずは120mmの鉄板バイブを選択。

キャスト時にルアーが回転してしまう癖が抜けないせいで、バイブは糸がらみがひどくて敬遠していたんだけど、そろそろフェザーリングを身に着けておかないと、という思いもあり、あえてのチョイス。
 
 まず第一投、着水と同時にすぐそばでボイル発生。

…結果的にナブラの頭を叩くことに。

某のじゃロリ狐娘の「せちがらいのじゃー(おっさん声」が脳内に響き渡る。

まあ世知辛いもへったくれも、運と腕がないのが全てなんだけども。


その後はいつも通り、まったく反応もないまま時間だけが過ぎ、腕に無駄な乳酸だけが蓄えられていく。

何度かのタバコ休憩をはさみ、鉄板からミノー、シンペンなどなど、あれこれとっかえひっかえしながら、気付けば潮止まり。

 昨日のメバルで〆ておけば…と、後悔先に立たず。

このさいだから、潮が再び流れ出すまで待つか、と、コーヒーを買いなおして待機。

人が少ないので、抜けた間にポイントへ入られる心配がないのはありがたい。


やがて潮が東に向いて流れはじめ、潮目が出てきたのでキャスト再開。

とりあえずぶっ飛ばしたい気分だったので、ケイムラのメタルジグ30gを水面引き。

着水と同時にベールを起こし、高速巻きで水面を荒らしていく。

何投目かのあと、ジグが手前の潮目の渦を超えたあたりで、斜め後方から緑色の丸い頭が高速で迫ってきた。

特徴的な目の周りの模様、そして黄色い体側の帯。

「ハマチ!?」

次の瞬間、ジグがひったくられ、どえらい力で竿が持っていかれた。

ついに、ついに青物が、自分の投げたルアーに食らいついた!!!

「よーーーーーーーーーっしゃ!!!!!」

直前に根がかりでルアーを無くしていたので、ドラグは強めになっている。

あとは繰り返し練習して、やっときっちりFGノットが結べるようになったリーダーと、根元までしっかり濡らして締め込んだユニノット、強度を考えて交換したスナップに託すしかない。

何度かの突進と、手前テトラへの突っ込みをいなして、ゆっくりと足元まで誘導する。

もう海面から頭が出ているけど、空気を吸わせても簡単には弱ってくれない。

サイズ的に、既にツバス級じゃないことは確定。

ベイトを飽食した、丸々とした見事な魚体。

腹側のパールホワイトがまぶしい。

あとはランドのみ。


…が、そもそも空振り覚悟な人間が、タモなんて持ってきているはずがなく。

相手はハマチ、PE1号とフロロ3号では、さすがに抜き上げるわけにもいかない。

そして、こんな時に限って周りにはタモを貸してくれそうな人もいない。

普段なら、クロスを心配するぐらい人がいるのに。


青物がようやく釣れたのに、取れない。

ああ、これが今年の限界か。


昨年末に見たボイルの正体が知りたくて始めたショアジギング。

気付けば間に合わせのシーバスロッドはショアジギ専用ロッドに、リールもバイオマスターに化けていた。

失ったルアーや高切れしたラインにつぎ込んだ金額なんて、もう計算したくもない。

おそらく今までやってきた釣りの中で、短期間に最も金をかけた釣りだと思う。

逆に言えば、若いころにはできなかった贅沢でもあるなぁと。


しばらくテトラ際で海面から顔を出していたハマチは、やがて全身の力を振り絞り、口にかかったフックを外して、全速力で潮目の向こうに去っていった。


ついに念願の青物を掛けた。

掛けたけど、取れなかった。

来年に向けて、また大きな宿題ができた。