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2019年7月18日木曜日

3連休プラス1。

わが社もハタラキカタカイカクとやらで、有休取りなさいとやいやい言われる。

そんなこんなで、三連休終わりにプラス1日有休消化ということに。

初日は毎年恒例の高野山。

行きは乗継ぎのタイミングが悪くて、高野線の無人駅で30分以上待ちぼうけ。

構内禁煙なので改札外でヤニってたら、なんかポーズキメてた。

おまけに奥の院では雨にも降りこめられて、傘を差していても結構なびしょぬれに。

ロケット裏のアマゴは小型化。

さらに帰りは人身事故の当該車両に乗ってしまい、1時間ほど踏切内で立ち往生。

事故現場なんぞ見る気もしないので、必死に動くレスキュー隊員の頭を窓越しに見ながら、ただひたすら運行情報とにらめっこ。

しかしなんというか、こちら側から見る野次馬というものは、とにかく「キモイ」という表現以上に的確な言葉がないなと。

そんなこんなで疲れたので、帰宅後は出撃せずそのまま寝た。

翌朝、日の出直前あたりから出発。

いつもの石積みの先で、小サバや「モジャコ以上ツバス未満」クラスの回遊を待つことに。

以前ダツを数本と、サゴシのジャンプを見ているので、潮目さえ出れば期待はできる…はず。

タックルはエギング用と少し悩んだけど、敢えてメバリングのチューブラロッドで。

まあどうせ小サバしか釣れんわいな、とナメていた部分はある。

薄明かりの中、海面の状況を見ると、昨日の雨でちょっと濁りがある。

この濁り、青物にとってどうやろなぁ…。

やがて潮目がはっきりしてきたところに、何やらポツポツと波紋が。

小サバ回ってきたやーんと、マイクロワインド用のジグ単をキャストすると、いきなりヒット。

あっさり釣れた小サバは、またこちらがもたついている間に海へご帰還。

あらら。

前回のこともあるし、また釣れるでしょとシャクっていたら、今度はなんか強いアタリ。

そして全力でティップが持っていかれる。

お、これは…。


おお…これが噂の「モジャコ以上ツバス未満」。

20cmそこそこかな。

半信半疑やったけど、ほんまにこんなシャローまで回ってくるんや。



その後、続けざまに同サイズがヒット。

このくらいやったら、メバルタックルでも十分オモロイな。

しばらく反応が途絶えたので、メタルジグに変更。

まずはお約束通り、潮目まわりを水面引きしていると、いきなりもんどりうってヒット。


アグレッシブやねキミぃ。

楽しいけど、トレブルがベンツマーク状態で掛かると外しにくいな…。

リアもシングルにするか。

やがて潮目は消えて、反応が完全になくなった。

ちょうど陽ざしが出てきたので、このあたりかと一旦撤収。

夕マズメ~夜間は潮が低めなのでパス。

さらに翌朝、リアフックをシングルに替えたジグを投げまくるも、釣れたのは小サバ一匹。

この時点で心が折れかけてたので、写真もやる気なし。

一度だけ、小マシなサイズをフッキングしたものの、残念ながらフックアウト。

シングル、しかもバーブレスだもんなぁ。

次回は針のサイズを落とした上で、地獄針仕様にしてみようか。

その直後、リーダーが傷んでいたのか、ジグだけがすっ飛んで行った。

ぁぁぁぁ…確認しときゃよかった。

シングルフックのついでに、ジグも買い足しとくか…。

さらに翌日は、敢えての日中ド干潮まわり~夕マズメ。


しかし天気が良すぎたのか、何を投げてもモジャコやツバスは姿を見せず。

とりあえず潮に乗せて流したワームに、底付近で豆アジがヒットしたっきり。

見えている小マシなメバルは、流そうが跳ね上げようが、まったく口を使わず。

そして迎えた連休最終日の夕マズメ、再び石積みの先に立つ。


リアを地獄針仕様にしたジグをぶら下げ、まずは第一投。

着水と同時にラインを張ると、いきなりティップが持っていかれた。

青物狙いでまさかの落ちパク。

よく走ってくれるけど、あんまり大きくはないな。

地獄針仕様のおかげか、バレることなく引き寄せてこられた。

どれどれ、地獄針の掛かり具合は…。


「アシストフックかーい!!」

まあどのみちシングルフックだし、リリース自体は楽だけども!けども!

その後は追ってくる姿は見えたものの、フッキングには至らず。

やがて視界が効かなくなり、ライトを忘れたのに気づいて撤収。

常夜灯下で悪あがきするという手もあったけど、まあ無理はするまい。

そうこうしてたらケンサキの話が流れてきた。

夏場は目移りして忙しい。



2018年10月12日金曜日

初北海道 2泊3日(4)

翌日は普段の起床時間ごろに起きた。

かなり東ということもあって、朝日の上るのが早い。

上る太陽と、眼下の豊平川。
朝風呂にゆっくり入った後、朝食を適当に済ませて、チェックアウトと荷物を預けたら出発。

まだ時間が早いので、ちょっと豊平川沿いを歩いてみる。

全力のサケ推し。ただしサケの姿は一度も見かけず。
河川敷が広い。
「ヒラ」は本州の地名でも崖を示すことが多い。神戸だと平野とか。
札幌は大都市だけど、工業地帯が遠いので、空気がきれい。

しばらく歩いて、市電に乗るべく早朝のススキノを横断。

途中、もはやすっかり見かけなくなった宮型霊柩車を目撃。

さすがに憚られたので写真は撮ってないけど、こっちでは今でも現役なんだねぇ。

とりあえず、東本願寺前電停から乗車。

なんなら一周してもいいやと思って、どこまで乗るかは決めてなかったけど、地図で見ると幌南小学校前電停から南平岸まで、わりと歩けそうな距離だったので、途中下車。

今乗ってきた新しい車両と
対向してきた古めの車両。
「路面電車…直角…徹明町…うっ頭がっ…」
道中やたら見かけたアスナロの木と
可食な赤い実をつけたイチイ。なお種は猛毒。


ふたたび豊平川を渡り、想定外の軽い峠越えをして、地下鉄南平岸の駅へ。

雪虫が飛んでいたので捕獲。意外にすばしこくて苦労した。

そういえば、ガイドさんに「北海道の赤飯は、甘納豆と食紅」と聞いたのを思い出し、途中にあったスーパーで「ザンギ」と一緒に購入。

どうせ行く先は公園だし、メシ食う場所ぐらいあるだろう。

南平岸の駅を過ぎ、坂道を登っていくと、正面に見慣れたものが。

いよぉ(ポン)


いよぉ(ポン)

移転してすぐなのもあってか、安田さん onちゃんはまだいた。

ひとつ手前の筋を右に入って、いよいよ例の場所へ。

あまりにも、あまりにも見慣れすぎた景色。
「局のすぐそば」とは聞いてたが、ここまで近いとは。

三連休なのもあってか、自分以外にも「巡礼」っぽい人が何人か。

大抵の人は写真を何枚かとったら、スッとその場を立ち去っていく。

脇の道から、公園の頂上にある四阿を目指して歩く。

登頂成功。景色よし。
北海道には普通の松があまりない、と聞いていたけれど、この公園には何本か赤松や黒松っぽいのが植えられていた。

開発業者が持ち込んだのかね。

周囲は本当に話に聞く通りの住宅街なので、目立ちすぎないようにしながら昼食。

てか、かつて長田にあったサンテレビ以上に、謎すぎる立地だなこのテレビ局…。

「ザンギ」と、食紅と甘納豆の「赤飯」

さて「ザンギ」は…味付きの唐揚だなこれ。

後で調べると、ザンギの定義も色々あるようで、唐揚げとの明確な違いは結局わからなかった。

甘納豆と食紅の「赤飯」は、耳で聞いたときのイメージが強烈だったわりに、いざ食ってみると、それほど違和感のあるもんでもなかった。

かなり見た目は違うけど、桜餅食ってる感覚に近いかも。

赤飯としてではなく、「こういうもの」として食う分には全然いける。

そりゃ、そうでないと生き残らんわな。 

ぺろっと平らげた後、四阿を離れてふもとを見下ろしてみる。

ミスターがソリでバウンドしたのは、ちらっと見えている道のあたり。

みすたさん…いくら雪があるからって、この角度をソリで後ろ向きに滑り降りるのは危険すぎるって…。

一応昼飯は食ったけど、やっぱりちょっと足りない。

そういえば、もっと有名な名物を食ってなかった。

検索して一番近かった、南平岸と次の澄川駅の間にある「さっぽろ純連」本店へ。

辛みそと迷ったけど、ここは味噌チャーシュー。

数名が並んでたけど、それほど待たずに済んだ。

スープが冷えるのを防ぐ厚いラードの層と、生姜入りの味噌味スープに太めの縮れ麺。

これは寒いときに食うと腹からあったまるわなぁ。

後から調べると、ここは塩や醤油も結構美味しいらしい。


南平岸の駅に戻りつつ、途中の天神山緑地で、前から気になっていた「トドマツとカラマツとエゾマツの違い」を調べる。

トドマツは葉の色や枝ぶり、幹の状態からして違うので、一見してわかる。

カラマツ(アカカラマツ)も、へにゃっとした枝ぶりからだいたいわかる。

問題はエゾマツ。

植林で近縁種がわんさか植えられているので、 どれがエゾマツなのかさっぱりわからない。

途中、イチイの実を一心不乱に食いまくる爺さんに遭遇。

平岸天満宮の鳥居の前に、枝がだらんと垂れ下がっているモミノキ風の木があったので、これがエゾマツかと思って調べてみると、どうもドイツトウヒらしく…。

このあたり、何枚か検証用の写真も撮ったんだけど、なぜか軒並みブレていて使い物にならず。

ホテルのほど近くにあった中島公園には、そのへん色々植えてあったらしいを知ったのは帰ってから。


まだまだ集合時間には余裕があるので、地下鉄に乗って再び大通公園方面に。

三日目はお天気に恵まれた。

アメリカ屋釣漁具店に寄って、ご当地仕掛けのゴツさに圧倒されつつ、釣り場ガイドの本を買う。

ふたたび大通方面に戻って、ベタな観光。

見慣れた北野の異人館と同サイズで、思ったほどがっかりしなかった時計台。

そこから少し歩いて…。

討ち入り姿のにょういずみさんが屈強な学生に担がれていった現場

「許さんぞ!キサマら許さんぞ!」と叫ぶ大泉と、笑い袋と化した藤やんの幻聴が…。

そしてさらに、

いよぉ(ポン)

みっちり。

一角にあったどうでしょうコーナー。


マグカップとかは帰りに割れそうだったので、とりあえずおみくじを引く。

…が、開け方がよくわからなくて、結局ビリビリに。

これがヒゲの策略か…(※たぶん違う

なんか名言が書いてあったけど、ポケットの中でぐちゃぐちゃになって、新千歳で捨てちゃったので覚えてない。


再び地下街に潜り、手ごろそうな北方民族史の本を漁る。

この流れだと、普段なら地図も買うところだけど、北海道はさすがにちょっと広すぎた。


ぼつぼつタイムリミットというあたりで、再び地下鉄に乗って集合場所へ。

あとは新千歳へバスで向かい、土産物を見繕って、飛行機に乗っちゃえば神戸だ。


腹ごしらえに何を食おうか迷ったが、豚丼の店が比較的空いていたので、そこで済ませる。

しばらく土産物屋もうろついたけど、両手に山ほど土産を抱えた同僚を後目に、やっぱりどうにも食指が動かない。

たしかに海産物とかは、デパートの北海道フェアとかで買うより安いんだけども。

これ、社員旅行という特殊な状況だからかねぇ…。

やがて搭乗口集合20分前くらいになって、ふと気づく。

そういえば新千歳って、ミクの展示があったんじゃなかったっけ…?

慌てて撮ったのでブレまくり。

展示内容を見て回る時間的余裕はなかったので、正面から写真だけ。

身内の目もなさそうだったし、もう少し早く気づいていれば…。

まあ今回の旅、見るもの・食うものについては、そこそこ満足だけれど、結局買ったものといえば、ザンギに甘納豆の赤飯、味噌ラーメン、地元出版社の本と、あと豚丼食ったぐらいというね。

もうちょっと地域経済に貢献できたんじゃないのか、と自問しながら、機上の人になった。

帰りも窓際は当たらなかったので、神戸の夜景が見える頃までふて寝。

自宅に帰りついたのは、もうじき日付の変わるあたり。

翌日は仕事…きつい。


さすがに北海道は、相当気合を入れないと再訪しづらいけど、それでもいつか再び…。


2018年10月11日木曜日

初北海道 2泊3日(3)

夕食会場は宿泊先とは別だったので、さらにバス移動の末にホテル着。

ススキノが徒歩圏ということで、家族の目がないのをいいことに、喜び勇んで遊びに出かけるおっさん連中を後目に、こちらは大浴場でゆっくり温泉に浸かって、さっさと就寝。

そっち方面ですら地域経済に貢献しないというね。

翌日は7:30集合で積丹方面へ。

途中の余市までは初日と同じコースだったので、バスガイドも話す内容が被りまくってて困ってた。

さらに、美国港から水中遊覧船に乗船するはずだったのが、台風接近でうねりが出ているせいで中止。

実際、海沿いを走る国道5号線~229号線では、一部で高波をかぶっているところもあったので、賢明な判断だとは思う。

やがて神威岬に到着。

・・・・・・。
 この写真の右手には展望台があり、そこからだと神威岬灯台まで一望できたみたいだけど、風雨が強くなってきたので、行く気にはなれなかった。

下のの土産物屋で、瀬戸内ではまず見かけないサイズの巨大イカナゴ(オオナゴ)の釘煮ライクな何かを見つけて驚いたりしながら、今度は島武威海岸へ。

このあたりから少し晴れ間が見えてきた。


駐車場から、かつてニシン干し場に向かうために手掘りされたという隧道を抜けると、目の前に広がる荒々しい海岸線。


展望台自体が少し海に傾斜していて、ついでに柵も傾いてるもんだから、結構なスリルがあった。

ガイドさんは若い頃、この展望台から海辺に続く階段を下りていき、当時お咎めなしで取り放題だった海産物を、その場で焼いて食べたりしながらキャンプしたそうだ。

空が明るくなったので、若干「積丹ブルー」らしさが。


念のため持ってきた偏光グラスを掛けてみると、海が澄んでいるぶん、海底に延びる岩盤の溝まで見えて、ああなんで釣りができないんだ!という悔しさだけが募った。

ひとしきり展望台からの景色を楽しんだ後は、駐車場そばの店で昼食。

うに!

既に生ウニの漁期ではないので、蒸しウニなのが申し訳ない、とは言われつつ、普段食いつけているミョウバン漬けのウニとは明らかに違う味。

他に食うものがないので、仕方なく箸をつけた海鮮嫌いの人も、イヤな風味がないので問題なく完食。

余りに地味な見た目だったので、写真は撮り忘れてしまったけれど、一緒に甘露煮風のものが出てきていた。

棒鱈にしては妙に柔らかいけど、美味しいなー何だろこれとか思って食べていたら、オスのサケを捌いたときに大量に出る白子を、竜田揚げにしたものだとか。

ここのおばちゃんのオリジナルで、白子はそのままだと水分が多いし柔らかくて揚げられないので、一度焼いて固くするのがコツらしい。

サケの白子自体は、これからの時期こちらでも出回るので、他の魚の白子も含めて、一度試してみるのもいいかも。

昼食後は再び小樽に寄る提案もあったけど、直帰希望者が大勢を占めたので、そのまま寄り道せず帰ることに。

一応、昨日も寄った余市の道の駅でトイレ休憩。

こういう近隣の道の駅の説明板、あると有難いよねぇ

名物と聞いてアップルパイを買ってみたけど、なるほど美味。

予定より2時間ほど早くホテルへ帰着した後は、ビール園でのジンギスカンに向かうまで自由時間。

さっそく地下鉄に乗って、大通方面へ。

たしか札幌の地下鉄は、構造物は大阪市営地下鉄(現大阪メトロ)、車両は実質ポートライナーという状態だったと思うんだけど…乗り心地は非常に快適だった。

港が不振なのはわかるけど…やっぱりポートライナー、本格的に改修したほうがいいよ…。

旧北海道庁!(なぜか横から)
すぐそばのビルにあるクリプトン!(連休なのでお休み)
名物テレビ塔!(信号待ちのタクシーの車窓から)

…という雑な観光を済ませ、ホテルへ戻ってすぐサッポロビール園へ。

まず、横のイオンのショッピングモールにも負けない、規模のでかさに圧倒された。

どうせちょっと大きめの焼肉屋みたいなもんでしょとか思って舐めてた。


出されたラムは本当に柔らかくて臭みもなかったし、普段食わされてるのがマトンなのはよくわかった。

でも、バイキングとか飲み放題・食い放題って、普段なら取り繕ってるような、育ちの悪さがモロに出るから怖いよね…。

今回もそのへんが剥き出しになった人を何人か見かけたけども。

ホテルに戻ってからは、昨日と同様にススキノへ繰り出す連中を横目に、さっさと大浴場へ。

風呂上り、そういえばこっちのテレビ見てないなと思って点けてみたら、狙ったようにTEAM NACSの面々が。

どうやらHTBの開局50周年特番の一場面だった模様。

…そうだ、明日は出発時刻までフリーだから、南平岸に行ってみよう。

2018年10月10日水曜日

初北海道 2泊3日(2)

到着後すぐにバスに乗せられ、小樽方面に直行し、微妙な店で微妙な海鮮鍋を食べる。

中国人のツアーがいくつか来ていたけれど、不満を残して帰らないか心配になった。

途中の国道沿いの河口では釣竿が林立。

そろそろ日本海側ではシーズン終了らしいけど、サケ狙いとのこと。

その後、余市のウィスキー工場見学。

香りつけに使う乾燥ピート(泥炭)の匂いから、ふと記憶がよみがえる。

青森や岩手の川で釣りをしているとき、ウェーダーの靴底のフェルトについて、洗っても洗っても落ちなかったものの正体はこれか。

ホムセンとかにも売ってて、地質改良によく使われるピートモスは、泥炭を加工したものだそうな。

まあ早い話が畑の土なんだけど、独特の匂いがあるので、馬糞や牛糞じゃねえよなとか思ってた…。

バス移動が長いので一旦は躊躇したけど、チケットを貰ったし…とウィスキーの試飲。

シングルモルトとブレンドの口当たりや風味の違い、ストレートと水割りの向き不向きに納得。

まあ敢えてわかりやすいようにはしてあるんだろうけども。

その後、小樽運河周辺を散策。

ガラス工芸品とか海産物、ご当地スイーツには食指が動かなかったので、少し歩いて運河の先の港へ。

かなり奥まったところなのもあってか、ゴミや油が浮いていた。

台風接近中ということもあり、小雨がぱらついていたけれど、車横づけで釣りする人が何人か。

円柱状のオモリとトレブルフックが一体になった「ルアー」を準備をしている人がいた。

明らかに引っ掛け釣り用の道具なんだけど、あくまで「ルアー」という体裁をとるために、オモリ部分にはアワビシートなんかが巻いてある。


ははあ、これが例の評判の悪いやつか…。

「注 意! サケ・マス の ひっかけ釣り は禁止されてます!」※pdf

北海道のフィッシングルール Web版

この道具、札幌のアメリカ屋釣具とかでも堂々と売られていたので、まずはそこから何とかするべき。

メタルジグと何が違うんだ、みたいなセコい言い逃れが通用してるみたいでなんとも…明らかに形状が違うやんか。

少し歩いた先の三面護岸の川にサケが何匹か泳いでいたが、それぞれ胴体に切り裂かれたような傷があったので、おそらく「ルアー」の傷だろう。

そんな中、トリックサビキを準備している二人組を見つけて話しかける。

彼ら自体はイワシ狙いだとのこと。

まあ目の前で釣れたのはウグイだったけれども…。

西日本にもウグイはいるけど、こっちのウグイは降海しない、と話すと驚いていた。

やがて集合時間になったので、酔い止めと胃薬を調達して、バスで夕食の会場へ。

薬を買ったのもチェーン店だったし、結局土産も買わなかったので、あんまり地域経済に貢献できてないな…。

まあ同僚にジャガイモ焼酎とか見つけて買わせたから勘弁してほしい。
 

2018年10月9日火曜日

初北海道 2泊3日(1)

以前の下北半島への釣行の際、青森空港の霧が晴れるまで、1時間ほど新千歳で待機したとき以来なので、北海道へは初上陸になる。

まあ社員旅行なので、釣りする時間が取れないのは残念ではあるけれど。


先日の地震のこともあり、旅行の中止を進言する幹部もいる中、一時は決行が危ぶまれたらしい。

ただ、阪神淡路の後の過剰な「自粛ムード」のおかげで、実害以上のダメージを受けた地元観光産業を見てきたエライサンたちが、「こういうときこそ行ったらんと!」と押し切ったそうな。



朝早い便で出発のため、普段よりさらに早く起きてバタバタの出発。

同僚との挨拶もそこそこに、もはや最後に乗ったのがいつだか思い出せないくらい、数十年ぶりのポートライナーに乗る。

たぶんコミックストリートとかアラモードとかCityとか、そのへんの同人イベントに向かう足として乗ったのが最後だと思う。

免許を取ってからは車で行ってたしなぁ。

記憶の中では、あんなにガタガタと不快な乗り物ではなかったような…まあ地盤沈下と経年劣化は、どうしようもないか。

かつてカップルが別れることで名高かった「ポートピアランド」があったあたりに差し掛かると、例の「京」の入った建物越しに、巨大な橋と空港島が見えてきた。

そういえば神戸空港に行くのは初めてだ。

ポーアイと空港島の間は、地図で見た感覚以上に距離があった。

さすがにこの辺りに来ると、新しさもあってか、ポートライナーの乗り心地もスムーズに。

神戸大橋ができたころは、随分と大きな橋を架けるもんだと思ったけど、それから40年近い時間を経てるんだから、そりゃ技術革新もするわな。

神戸空港の施設自体は、さすがに三沢あたりと比べれば大きいけれど、それでもこじんまりとした地方空港のソレだった。


空港島は神戸の市街地と並行しているので、待合スペースからは市街地が一望できる。

雨上がりの明け方ということもあって、すっきりと六甲連山が見渡せた。

写真を撮ろうとベストポジションを探していたら、集合の声でタイミングを逃す。

しばらくして搭乗手続き。

窓側の席が当たらなかったので、到着までふて寝を決め込む。

何度かの耳抜きの後、やがて着陸の衝撃で目が覚めた。

外を見ると、どこまでも続く針葉樹の林。

ところどころに白樺の白い幹が見えた。

ああ、着いたか。

2017年10月10日火曜日

四国遠征顛末記。(二日目)

明け方、見覚えのない人たちにとり囲まれて、ひたすらイヤミや説教を延々食らうという、なかなかにひどい夢で目が覚める。

旅先では移動疲れで寝落ちからの爆睡のほうが多いので、こういうのはわりと珍しい。

昨日も大概だったけど、まあこの時点でフラグ立ってたなぁと。


日の出前に宿を出発、途中で太平洋から上る朝日を拝む。

相変わらず波は高く曇天、さらに高潮注意報発令中とのこと。

まずは室戸岬を越え、土佐湾側の漁港まで走る。



昨日の南あわじに比べれば、土佐湾側は濁りもそれほどではなかった。

またオヤビッチャやトウゴロウイワシらしき群れがそこらじゅうにいて、たまに何かに追われていたので、まだ生命感はこちらのほうが感じられる。

ただ、浮いているゴミがやたら多いのは同じ。


ここでもひとくちギョーザサイズのイカがちらほら。

なんかフライに出そうな気がしなかったので、広く探る意味でもスピニングにマイクロジグのセットを取り出して遠投していく。

が、スロープでも漁港の潮目でも特に反応らしい反応はなく、なぜかトウゴロウイワシの群れがわらわらと追尾してくる。

飽きるのか、じきに追尾しなくなるけど。


しょうがないので足元を探っていくと、時折コツコツとアタリ。

即合わせすると弱い抵抗が。

実は初めて釣ったキタマクラ。
 「おまえかい…」


早々にお帰り頂いて、さらに足元を探っていく。

高潮注意報が出ているぐらいなので、海面が近い。

以降は特にアタリもないまま、やがて波止の角に到着。

オヤビッチャの群れの直下を丹念に探ると強いアタリ。


「お、なんやなんや」


最初こそドラグを出すような強い抵抗を見せたものの、じきに重いだけになった。

ハタ系なら最後まで抵抗を見せると聞くので、どうも違う感じ。


「なんかガシラっぽいなぁ…なんやろ」


巻き上げてくる途中、オヤビッチャの群れがパッと散る。

やがて大口あけて上がってきたものを見て驚いた。


カサゴはカサゴでも、ハナミノカサゴ。当然お初。
「うわぁ……」

想定外のえらいもんを釣ってしまい、あわてて写真を撮る。

すぐ近くで打ち上げられたゴミを片づけていた若い漁師さんが、横眼で怪訝そうにちらちら。

シングルのアシストフックが1本なので、フォーセップで外してすぐにリリース。

大きな胸鰭を広げながら、オヤビッチャたちを蹴散らして底へ帰っていった。


もちろんメッキがメインではあるけれど、四国遠征の裏テーマとして、瀬戸内では見かけない魚に出会うというのもあるので、それなりの満足感を得つつタバコ休憩。

そして、いらんことを口走る。


 「もうメッキ釣れなくてもいいかなぁ…」


…結果、本当にまったく、これっぽっちも釣れないという結果に。


しょうがないので、そこらを適当に撮影してまわる。

但馬海岸同様、室戸周辺は奇岩の宝庫。岩の向こうは室戸岬。

堤防上に謎の巨大豆。ハマナタマメというらしい。


そうこうしていたら、なんだか懐かしい香りが足元から。


「あ、ウ○コ踏んだ…誰かー、落とものですよー」


という空しいひとりボケに、そこへ偶然通りがかる首輪付き放し飼いわんこ。


「おまえか…」


近くの水たまりや潮だまり、そのへんの砂でこそげ落として、とりあえず匂わない程度にしてから、ふたたび室戸岬を越えて紀伊水道側の漁港へ移動。


相変わらずの濁りの中、周りも釣れている様子もなく、それでもマイクロジグや小型ミノーを投げ続ける。

途中、高い防波堤で風が遮られた漁港では、一応フライを振ってみたりもしたが、わずかに追ってきただけで空振り。

とある漁港の船溜まりでは、トウゴロウイワシの群れを突き上げるメッキを見つけたものの、こいつがまた見切りが早くてお手上げ。

さらにとあるスロープでは、群泳していたトウゴロウイワシがパッと散ったので、もしやと思ってマイクロジグを引いたら、ダツが何匹もわらわらと湧いて出てきた。

ダツはとにかく食うのが下手なうえに見切りも早いという実にヤなヤローなので、結局イライラさせられるだけで終わり。

この夏は瀬戸内でもダツやオキザヨリが多かったけど、ダツはどこの漁港でも見かけた。


各漁港ランガンしつつ北上していくも結果は出ず、さらに途中で食べたうどんが、出汁は美味いのに細くて腰の弱い残念な麺で、イライラはもはや最高潮に。

そうこうしていたら今日も結局時間切れ、甲浦以北の港をすべて諦めて帰路に。

とりあえず徳島市内では渋滞は心配したほどでもなかったものの、連休にありがちな車両故障と事故のダブル渋滞を食らってへろへろに。

なんとか自宅へたどり着いたのが20時頃。

怒りの地元再出撃を敢行する体力なんて残っているはずもなく…。


それにしても、大雨による状況の悪化や寝覚めの悪さはともかく、本当に今回は色々とダメすぎた。
 
11月の連休にでもリベンジしたいところだけど、さてどうなるか…。

2017年10月9日月曜日

四国遠征顛末記。(初日)

10月第一週の三連休は、恒例の四国メッキ遠征。

今年は南あわじ方面への寄り道も含めて予定していたものの、三連休フルというわけにいかなかったので、前半二日ということに。

ところが、直前に西日本全域、特に四国で強い雨が降り、少なくともベストコンディションとはいかないことが確定。まずここから全ての予定が崩れていく。

さらに、本来であれば日付が変わるころに出発して、せめて淡路島で朝マヅメを迎えるべきなんだけど、金曜夕方に急きょ残業が。

しかも結構な深残業で帰り自体が遅くなり、早めに寝てしっかり長時間運転に備える予定が、結局翌朝までがっつり寝ることに。


そして起きたのは平日の起床時間よりさらに遅く、そこから微妙な体調をなんとか整えて出発するまでにさらに2時間。

こういうところで、自分の否応のない加齢を感じる…。


橋を渡り高速をひたすら南下、南あわじに着いたころには既に昼。

やっとの思いで目の前に沼島を望む漁港へ辿り着いたら、大雨と南風による底荒れで濁り気味。

そして、水面近くをコロッケどころかギョーザサイズのアオリイカがふわふわ泳いでる。

つまり、水中には捕食者による緊張感が微塵もないということ。


…絶望的観測が頭をもたげてくるのを打ち消しながらタックルを準備。


とりあえず最近まで小型青物が寄っていたというスロープに陣取り、#6のフライタックルでマイクロポッパーを投げてみるものの、当然ながら風で戻される。

こらあかん、とスピニングに持ち替え、マイクロジグを遠投。

20cmぐらいのメッキがホーミングミサイルのように追尾する様子が見える。


こい…こい…こい…アカン。


数投もすると、スレて姿が見えなくなった。

まあ時間も時間だし、先行者がいたであろうことを考えるとしょうがない。

そもそも、元々の数が少ない感じ。

延べ竿でサビキをしていた地元のお年寄りたちは、パラパラとイワシを釣っていたけども。

そうこうしていると、今夜の宿に向かわないとヤバい時間に。

曲がりくねった細い道を我が物顔で走るロードレーサーたちに軽く殺意を抱きつつ、足元に鳴門の激流を見ながら二つ目の橋を渡る。

そしてきっちり徳島市内の渋滞に巻き込まれ、途中で徳島ラーメンや釣具屋に寄るのを諦め、もちろん途中にある漁港もすべてパスして、ひたすらR55を室戸方面へ南下する。

…もう何のために四国に渡ったのかわからない。


なんとか1時間遅れで宿に到着。

せめて夕食後に近場の漁港にでも…と思っていると、食事の準備に時間がかかると言う。

「その間に先にお風呂入っちゃってください」

「えっ…あ、はい…」


こうして四国では一度も釣りしないまま初日が終わった。


2014年9月24日水曜日

四国東部遠征(2)

 二日目の朝は日の出前に出発、さっそく昨日のスロープへ。

 まだルアーマンの姿はない。

 スロープの真ん中に陣取って、昨日捏造した簡易ポッパーをキャストしていると、いきなり派手に出た。

ギンガメアジは縞模様とゼンゴが黒いのが特徴
カスミアジしか直に見た見たことがないので、初めて釣れた魚体にテンションが上がる。

 何よりこいつはちゃんとグーグー鳴いてくれたのでさらにご機嫌。

 しかし、その後は反応が途絶えたので、さらに室戸へ向けて南下。

 甲浦は道が入り組んでいて(というか、漁港のあるような街はどこもそんなもんだが)、駐車スペースにも難儀しそうだったのでパスして、一気に野根漁港まで南下。

 一番奥のスロープ際でまたポッパーを引いていると、反応はあるが食いきらない。

 このあたりで北寄りの風が強くなってきたので、荷揚げ場の岸壁際を探っていくと、何度もチェイスしてくる影が。

 やがて水柱とともに、ラインが海中に引きこまれた。
 
サイズダウンながら、またもギンガメ
こいつを掛けた際に執拗に追尾してきたもう一匹を狙ってキャストしていると、強くなった北西の風にラインが煽られて、貴重なポッパーを失う。

 「あ゛ー…」

 がっくし。

 またもやデシーバーなんかを引くも、案の定不発だったのでさらに南下し、前回最初に辿り付いた佐喜浜漁港へ。

 到着するとまさにカマス祭りの真っ最中で、大波止の内側に陣取った十数人のエサ釣り師たちが、まるで鰹の一本釣りのように、30cm級のカマスをぶり上げていた。

 その影響なのかどうかは知らないが、追って来るメッキの数が前回よりどうも少ない。

 地元のルアーマンたちと少し話してみると、カマス以外にも佐喜浜川の河口でサゴシがよく釣れているらしいが、フライで太刀打ちできる距離でもなさそう。

 ちなみにカマスは大波止のその一角、への字に曲がった内側の最奥部のみで釣れさかるだけで、ちょうど反対側の荷揚げ場に陣取った、自分のそばにいる人たちには一匹も掛からない。

 やがて、荷上げ場にいた釣り人たちが続々と大波止へ向かい、自分と撤収中の一組の老夫婦だけが残った。

 すっかり人のいなくなった荷上場を探るが、水面にはアンドンクラゲがまったり泳いでいる程度。

 大波止との間には潮目が出ていて、こちら側はどうもあまり水が良くないらしい。


 途中、なにやら黄色い平たいものが、波止際の水面近くでひらひらと。

沈むでもなく浮くでもなく、木の葉にしては何か変だ。
なんやこれ、と目を凝らして見ていると…

「・・・ツバメウオの幼魚?」

 子供の頃から図鑑や水族館などで存在は知っていたが、釣り場で目にするのは初めて。
 
 小型甲殻類を食うと聞いた記憶があるので、鼻先にクレチャを落とすも頑としてスルー。

 しばらく躍起になって狙ってみたが、やがて目視できない深さまで沈んだ。

 最初から最後まで徹底した「木の葉」の演技で、妙に感心してしまった。

 結局ここでは何も釣れなかったが、瀬戸内ではまずお目にかかれない珍魚に出会えたことで。若干テンションが上がりつつ、さらに南下することに。


 椎名漁港の北側スロープ付近は、巨大な波止との間を北風がモロに吹き抜ける上、水色も悪く反応も薄かったので、漁協の事務所棟?の裏側にあるスロープ付近へ移動。
 

  同じ港内でも、こちらは開口部に近いのもあってか水が澄んでいて、底のゴロタが丸見え。

 ついでに追って来るメッキもよく見えるが、どうも数自体は少なそう。

 それでも繰り返しキャストしていると、細長い魚の群れがフライを追ってきて、ラインが水中に。

 しかしまっっっったく手ごたえがない。

ち、ちっちゃい…タイワンカマスかな?

佐喜浜の大波止で釣れ盛っていた連中の半分くらいかな…。


 「ま、まぁカマスはカマスやし…」


 沖目では何の反応もなくなったので、今度はスロープ際にキャストすると、高速追尾する魚が。

 何度目かのキャストで食ってきたが、これまた明らかにメッキの引きじゃない。

とうとう釣れてしまった・・・

「いや、いくらグーグー鳴いても、おまいはどう見たってメッキちゃうし…てか釣れそうな状況でも何とか避けてきたのに…まあ構ってくれたのには一応、一応感謝するけども」

 などと意味不明なことをブツブツ言いながらリリースして、とりあえずさらに南下することに。

 とはいえ太陽はすっかり上に来ていて、これ以降は期待できない。

 それでも三津や高岡の漁港を覗き、漁船のロープ付近に小さなアオリイカを見つけたりしながら、いよいよ室戸岬を回り込む。

 まだ甲浦と大阪南港を結ぶフェリーがあった頃、後にゲームシナリオ作者になる熱狂的なトラキチと、阪神の安芸キャンプを見に来たことがあったが、それ以来の室戸岬になる。

 当時は明け方前に下船して直接安芸へ向かったので、外の景色は真っ暗で何も見えなかったし、帰りは間違って奈半利からの『酷道』493号に迷い込んでえらい目に遭ったので、結局まともに室戸岬の景色を見たことはなかった。

 …まぁ今回も、結局は岬の先端まで行かなかったんだけども。

 やがて室戸岬漁港に到着したものの、昨日からの疲れもあってさすがに若干ダレ気味。

 ロッドを持たずに岸壁から覗き込んでみると、またなにやら黄色いものがヒラヒラしている。

横になったりひっくり帰ったり。

 やはり木の葉の擬態のようだが、先ほどのツバメウオよりは魚らしい格好をしている。

「おお、これがマツダイか」

 マツダイはシイラ狙いのルアーに食ってくる程度には貪欲らしいので、こちらもまたクレチャやBHマラブーで狙うことに。

 あまり直近に落とすと警戒されるので、少し離してフライを落とし、目前で失速させてみると、興味を示したのか一瞬スッと見に来るが、また思い出したように木の葉の擬態状態に戻る。

 やはりこやつも手ごわい。

 やがて強風に煽られて、ラインが魚の真上に。

 「やってもた…」

 マツダイは一瞬めんどくさそうにヒレを動かしたが、それでもなお擬態をやめずに、じわじわ沖目へ去っていった。

 本来はこのあたりから戻る予定だったのだが、まだ時間的には大丈夫、というか中途半端だったので、もう少し漁港巡りを続けることにして、さらに奈半利方面へ車を進めた。

申し訳程度の観光要素。行当岬付近から室戸岬を望む

 その後も室津漁港ではコトヒキや小チヌに翻弄されたり、行当漁港で再びダツを目撃したりはしたが、結局それ以降は何の追尾もなくなり、さすがにモチベーションも完全に尽きたので、吉良川漁港の手前で折り返して、55号線を戻ることにした。

 ガソリンはこの時点でメーターの半分くらいになっていたので、すぐそこに見えたスタンドに入ると、どうも既視感が。

 かつて安芸キャンプを見に来たときも、ここで給油をしていたらしい。

 スタンドの大将は、すっかり白髪になっていた。

 当時の車とは排気量が違うんだけど、まあ距離的にそういう場所だったんだろう。


 どうせ翌日も休みなので、何も無理して戻らずに四国で宿を取って、翌日のんびり戻るという選択肢もなくはなかったが、休み明けに疲れきって仕事にならない、なんてことになると困るし、既に右肩は酷使のために筋がおかしくなっていた。

 室戸岬経由のルートを県道202号でショートカット、途中カブで峠道を爆走するノーヘルのばーちゃんというレアなものを目撃したり、東洋町の道の駅で土産物を買ったりしながら徳島県内へ。

 ちなみに東洋町の道の駅で買った「カツオ人間プリントクッキー」は、同僚たちから期待通りの反応を得られた。
カツオ人間がクッキーに直接印刷されている
正直言って「誰得」な逸品
数年前に製作者が東洋町へ移住したということで、道の駅にはクワイエットファンクのルアーや、同ブランドのグッズである時川真一のイラスト入りTシャツなんかも置いてあったけど、あの巨大なトップウォータープラグが有効なフィールドが、あのあたりにまだあるんだろうかと気になった。


とりあえず鞆の浦でリベンジをと思ったが、思いのほか風波も強いうえ、とにかくエギンガーだらけなので、さらに日和佐まで戻る。

 最初に釣りをした波止の先端は、既にチヌ師たちが陣取っていたので、小さな浜を挟んださらに沖側の、赤灯がある低い堤防へ移動。

 ふと砂浜を見ると、誰が描いたか巨大な魔方陣が・・・まあ思いきり歪んでいたし、何かが召喚できたとはとても思えなかったけど。

 移動先では何度かチェイスこそあったものの、右肩の疲労が限界を越えたのか、キャストのたびに肩甲骨の上を電流が走るようになった。

 いい加減痛めつけているとはいえ、このまま肩が上がらなくなるのはさすがに困るので、諦めて竿を畳んだ。

日和佐といえば「ウェルかめ」
帰りこそ何か海の幸を、と思いつつ、日和佐の道の駅にも寄ったりしたけれど、結局ローソンに併設されたうどんスタンドで肉うどんを掻き込んだだけで終わった。

 帰路はラジオの内容が微妙だったこともあり、Nexus7から東方ボス曲メドレーを再生しながら、かろうじてテンションを維持しつつ帰宅した。

 いずれ高知西部、足摺岬や宿毛方面へも行ってみたいが、高速をひと晩飛ばしてようやく到着する距離なので、さすがにもうちょっと綿密な計画を立てないと厳しいと思う。