2012年5月6日日曜日

GW

久々の更新は、釣りのお話。

しかもギル。

休み前の2週ほどが妙にばたばたしすぎたのと、今年こそと思っていた福島の渓が、直前にセシウムの基準値超過で軒並み禁漁(これの経緯もなぁ・・・)だったり、この冬の大雪や急激な気温上昇による雪代とか、GW期間前半の大雨で、他の東北~北陸方面も厳しそうだったりで、結局ろくに予定も立てられず、あれよあれよという間に残り二日に。

これはいかん、と。
せめて何か釣らんとあかんやろ、と。
天気もいいし。

で、ギル。

方向だけ適当に決めて・・・と言っても、東播エリアくらいしかアテはないんだけど、とりあえず最小限の装備で電車に乗った。

さすがはGW、駅という駅にカメラ小僧・・・もといカメラおっさんとカメラ爺さんが。

途中寝たりしながら、電車に揺られて1時間弱、とある小さな駅へ到着。
近所でお祭でもあるのか、珍しく駅員がいた。

そこからしばらく田んぼの中の道をてくてく歩いて、お目当ての三段池へ。

真ん中だけがタンニンたっぷりな水の色で、それ以外は代掻きの水が流入していてカフェオレ。
元々この三段池は、真ん中が一番魚っ気があるんだけど。

堰堤の真ん中にヘラ師がいたので、邪魔にならないように池の端のほうへ。
まぁバスやギルなんてのは、池の端のほうを狙う釣りだしねぇ。

結んだのは、随分前に巻いたギル用の極小フォームポッパー。

カラーなんてめんどくさいからってマジックで黒く塗っただけで、目すらつけてない。
当時まだヘンハックルなんて持っていなかったので、ハックルとテールはチャイナケープから。
もちろんウィードガードなんざ付いてません。

土手に腰掛けて#6のタックルを組んでいると、足元をそこそこのギルが。

活性は高そうだ。

ラインを出すついでに、えいやっと投げるといきなり反応が。



自分にしては珍しく幸先がいい。
見切れてるけど。

てか、これが今年初フィッシュという・・・。

その後もワンキャストワンヒットとはいかないものの、ぽんぽんと釣り上げていく。
そうそう、ギルはこうでないと。

地道な駆除が進んで、こういう池もそう見かけなくなったけど。
最近は毎年池干ししてる池もあるもんなぁ。

でも、ウィードガードのないポッパーだけに、数回に一度はジュンサイの葉が引っかかる。
ようやく出た新葉を刈りまくるのも忍びないので、池の反対側の端へ移動。
最近は稀少植物として保護しようなんて動きもあるそうだし。

こちらは土手をクヌギの巨木が覆い被さっていて、日陰と日向のコントラストの間にギルが点々と。

そしてクヌギの葉をよく見ると・・・ぶらぶらとあちこちからブランコ状態の芋虫が。
ひぃぃぃぃ・・・高活性の原因はこいつらか。

一時的にウーリーバガーに変えたものの、やはり水面の方が反応がいいのでポッパーに戻す。
今度はラバーの足がついたものをチョイス。
やっぱり目は無い。

もう小さめのは十分釣ったので、大きいのを狙うべく打ち返していく。

木陰の奥の水面へ打ち込むと、大きな波紋とともにポッパーが消え、ラインが引き込まれた。

浅いのもあって走る走る。


あらでっかい。
日陰にいたのもあってか黒いし。

フォーセップでフライを外して、ミネラルウォーターで手とフライをゆすぎながら
「うひゃひゃ、ギルくせぇ」とかDr.カシ○ギ的なことを呟きつつ。
実際久々に嗅ぐ匂いではあるからね。

しばらく投げないでいたら、どこからかまた良い型のギルが現れたのでキャスト。
狙って釣るとか自分らしくないなぁと思いつつも、問答無用でフライはあっさり引き込まれる。


だいたい同じくらいだけど、こちらは明るい色あい。

以前、色でオスメスを見分けている人がいたけど、元々環境に応じて色を変える魚だし
そんなにはっきりわかるのかなぁ、という疑問はあるけどさておき。

途中小さ目のもやっぱり釣り上げたりしながら、次に大きめのが現れるのを待ちつつ打ち返す。

だんだん普通のロールキャストに飽きてきて、スペイもどきとか始めたら、手前の魚が沈んだw

・・・うん、真面目にやろう。


手が滑って落としてしまったので、そのままパチリ。ごめんよ。
そういえば昔のロドリに「アヴァロンの輝き」とか書かれてたなぁ・・・。

これで「ツ抜け」。
こちら側は足場が高くて、いい加減抜き上げにも疲れたので、移動すべく一旦タックルを畳む。

そのまま帰ってもよかったんだけど、なんとなく昔から気になっていた川へ向かう。
バスがいるという噂は当時からあったものの、具体的な記述は今もネット上には見つからない川。

電車に再び乗って、その川の最寄駅からしばらく歩いていると、北の方から雷鳴が。


入道雲の異名に「丹波太郎」というのがあるけど、その名の通り丹波地方上空にもくもくと。
まぁ気温上がったからねぇ・・・。

心なしか風も強くなった気が。

とりあえず、この時点でロッドを出す気は失せていた。

以前たまたま雷鳴轟く中で釣ったことはあるけど、静電気でラインが天に伸びていくのは気色悪くてヤだったなぁ。
まぁ実際の話、めちゃくちゃ危険なんだけども。

土手の上の道を歩きつつ川の様子を見てみると、やはり代掻きの水や一昨日の雨の加減か、粉っぽい「釣れないオーラ」満載の水が滔々と流れている。

途中の水門脇に、いかにもバス狙いな格好のルアーマンがいたけど、数投で撤収していた。
まぁ見切りの早さも腕だわな。

そんな中、コイだけは元気だったけども、タモもなければ足場も高いとくれば、狙えるわけもなく。
このあたりのコイは多摩川とかのソレと違って、あまり上向きにパクパクしないしね。
ニゴイの姿も見えていれば、無理してでも狙ったかもしれないけど・・・。


雷鳴は遠のいたものの、雲は相変わらず南下を続けていたので、とりあえず子供の日らしいモチーフを1枚撮って、そそくさと帰ることに。


今回も釣れるたびにtwitpicへ写真をうpしていっていたんだけど、同じ時間帯にいい型のイワナをうpし続ける人がいて、何度もぐぬぬしながらの釣行だった。

自分も行けるもんなら渓流へ行きたかったけど・・・こればかりはねぇ。

2011年12月17日土曜日

Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク)



ツイートでも言ったけど、ジャスティン・ビーバーver.を見たときに
「これのミクver.を誰か作らないかなー」と思ってた。

まさかgoogle自身が作ってくれるとは。

LAライブのミクが、たくさんの作り手のアイコンに構成されているところで
思わずグッときてしまった人は多いんじゃないだろうか。

無数の製作者の想いが「電子の歌姫」を構成している、というのは
この"現象"を比較的初期から見ていれば、大抵は知っていて当たり前のこと。
でも後発の人や外野は、案外知らないことでもある。

最近だとニコニコどっぷりの人よりも、youtubeがメインの人のほうが
より体感として認識できているかもしれない。

多くの人が言っているように、こうやって現象そのものが視認化できるようになることで
ただのキャラ萌え「だけ」のムーブメントじゃない、それだけでは語り尽せないってことが
よりたくさんの人に改めて認識されるといいなぁ・・・

2011年11月29日火曜日

去りし日々を思い出しつつ、幼魚と戯れるなど。

久々にお魚を触れたので更新。

V3の新音源まとめはまた後日ということで・・・(先延ばしにもほどがある


突然だが、うちの母方の爺さんは釣りが大好きで、海辺の高台にある家に住んでいた。

その高台をどんどん下って国鉄のガードを潜り、さらに国道を渡った先に狭い石積みの階段があって、そこからは陸揚げされた漁船の並ぶ小さな浜へ出られた。

夏休みといえば、そこでの海水浴と、山の上にある別荘地の中でのクマゼミ取り。

今でこそ裏六甲にある我が家周辺でもクマゼミは珍しくないが、当時クマゼミは「潮風の当たるところにしかいない」と言われていて、あのやかましい独特の鳴き声と透明な羽根は、アブラゼミしか知らない自分にとって貴重なものだった。

当時北欧某国の総領事の屋敷がそこにあり、近所の子たちとこっそり潜り込んでは芝生で遊んだりしていた。

金髪碧眼の、まさにお人形のような総領事の娘に見つかり、何事か話しかけられたこともあるけど、言葉が通じなくて結局フラグもへったくれもなかった。


時は過ぎ、すっかりおっさんになったわが身。

爺さんの住んでいた家は死後取り壊されて戸建て住宅が建ち、小さな浜も埋め立てや侵食で消えて、今あるのは石積みとテトラ、そしてやけに立派な漁港。

変わらないのは遠くに見える淡路島と、その途中にあるポット型の灯台くらい。


チョイ投げのエサ釣りでは何度か訪れたことがあったものの、フライで挑戦したことはないなぁ、と、今回久々に覗いてみることにした。

かつては駐車スペースがないこともあり、潮通しの良さからすればマイナーで、まさに知る人ぞ知る場所だったが、今は国道沿いにパーキングや釣具チェーン店が出来たこともあって、結構な人数が押し寄せることもあるとか。

波止の上から覗いてみると、小メバルやタナゴ、オヤビッチャが群泳しているのが見える。

先日巻いた量産型サーフキャンディを現地でじょきじょきとカットし、インタミの先につけてキャスト。


・・・何か細身の魚が追ってくる。


タナか、パターンか、それともスピードか・・・深く沈めたり、刈り込みをさらに細身に仕上げたり、リトリーブスピードを色々変えても、追えど食わないの繰り返し。

半ばヤケ気味に両手を使って高速引きをしてみたら、すぐに食ってきた。

チビカマス

「これかー」と思って再び高速引きを駆使するものの、既に体力とモチベが・・・orz

日も高くなり、小腹もすいたところで、一旦撤収することにした。


近くには小洒落たレストランがいくつかあるものの、さすがに入りづらいのでパス。

このさいだからと大移動し、昨年セイゴと戯れた漁港へ。


足元の石積みをゆっくりトレースすると、去年同様あっさりチビソイがひったくる。

正確にはタケノコメバル

体長の半分近くあるフライもがっつり

内向きの石積みを攻めきって、いざ外向きのテトラ帯に。

しかし昨年とは時期がずれていることもあるのか、追ってくるセイゴの姿はなし。

気付けば両側を別の釣り人に挟まれ、テトラ際を探ることが出来なくなっていた。

さらなる転進というのもしんどいので、なんとなくだらだらとキャストを続ける。

気分転換にラインコートをたっぷり塗り込めたら、久々にフルラインが出た。

そういえばしばらくキャス練やってないなぁ・・・。


やがて静かな港内で波紋が点々と広がりはじめ、そのうち夕立のようなボイルになった。

これはセイゴの群れかと思いながら、ボイルの移動する先へフライをキャストする。

水中でギラッと銀白色の鱗が光り、ラインに生命感が伝わるものの・・・思ったより引かない。

\残念、サッパちゃんでした!/

ぐぬぬ。

てか、サッパってあんなに激しいボイルするのね・・・さすがターポンの遠縁だけある。

小さいけど。


やがて両側の釣り人も消えたので、テトラの上を飛び移りながら際を探る。


メバルさんちーっす。

いつの間にか四目達成。

全部小さいけど。

欲かいてさらなる五目めを狙うも、タイムアップで撤収することに。

・・・実は雑用を済ませた後、さらに別の場所でセイゴを狙うも見事にスカった。


最近この界隈ではグレの増加につれて、ばんばん撒き餌を使う磯釣りスタイルが広まってきてるようで、最初の漁港では紀州の磯釣り映像で見かけるような、カラフルな雑魚の群れがテトラに張り付いていた。

以前は潮目に魚の群れなんて光景は見たことがない。

今年の大阪湾周辺は青物の当たり年だったと聞くし、海水温の上昇も絡んでるんだろうなぁ。


子供の頃の記憶とは随分変わったこの海辺だけど、この街で暮らしていられるうちは、これからもぶつくさ言いながら通うことになるんだろう。


2011年9月27日火曜日

VOCALAWSON

珍しく連続更新。

ローソン×伊藤園×VOCALOID 「VOCALAWSON 」キャンペーン
http://lwp.jp/vcl/campaign/static/vcl/



9/13から始まっていた、ローソンとY2Projectのコラボ企画が、27日をもって終了。

「ハァイ!お茶は家で作って飲むほうの(ry」な自分も、初の大規模キャンペーンということもあり、せっかくだからと乗っかった。

最寄の駅前のローソンは閉めてかなり経つので、わざわざ通勤途中の駅で降りてお茶を買ったり、それなりに手間を惜しまないあたりがアレやね。

最初に入店したときは、丁度エハミックさんの「青いコンビニであいましょう」が掛かってた。



この曲以外にもキャンペーン曲は色々と。



んでもってついさっき、なけなしの5ポイントを賭けてゲームにチャレンジしたのだが・・・わが家系は博才がないことを忘れていた。 orz

2011年9月26日月曜日

(ノ∀`)アチャー

ボカロ方面では色々と話題があったはずなのに、長期放置プレイ・・・。
まぁ新音源やら何やらは、ひととおり出揃ってからにしようかと・・・(という露骨な先送り)

でかい台風が二発過ぎ去り、お彼岸の中日も過ぎて、ようやっと初秋らしい気候になってきたなーなどと思いつつ、そろそろ魚釣りの虫がわきわきしてきたので、久々に巻いたりしてみた。

とあるブログに書いてあった"簡略化・量産型サーフキャンディー"のタイイング法を見て「これ、コーティングをタフライにすればもっと早いよな・・・」などと思ってしまったのがきっかけ。

そそくさとユニークヘアー各色を買いこんで(BPファイバーの山はどうした)、さてどうやれば効率がいいか、などと考えながら「聴き専ラジオ」のV3版GUMI各声質聴き比べなんかを楽しんでいたら、あっさり寝落ちというスカタンをかます。

起きると同時に、既にセッティングしてあったバイスに向かって、一心不乱に巻きまくる。
使ったフックはTMC811Sやら、環チヌ2号やら、がまかつのボーン用フックやら。

簡易式量産型というだけあって、数をこなすにはもってこいのパターン。

そしてタフライのご登場。

紫外線灯は至近距離からでないと硬化が始まらないのを忘れていて、うかつに触れてはシールアイをずらしまくる。

また買ってこなければ。

あーさやけーのーひかりのなかに♪

すったもんだしつつも \上手に巻けましたー(当社比)/

おそらくカタクチがベイトになっているであろう、という目算で、オリーブグリーンだけ巻くつもりだったんだけど、なんとなくアジっぽい色も欲しいなということで、ブラウンも巻いてみた。

そして雑用を済ませ、そそくさと海へ。

現場についてみれば、台風の余波なのか濁っていて、オリーブグリーンは海に溶け込んだ。

「まさか魚にも見つからな(ry」

それでもしばらくキャストしていると、影が後ろについてくる。「ほれ食えっ食わんかっ」

しかしスピードなのかタナなのか、Uターン連発。「どういうことなの・・・」

前回の釣行でテトラにラインを食われまくった反省から、今回はC&Fの折りたたみ式ラインバスケットを持って行ったものの、初の実戦投入ということもありイマイチ使いこなせない。

おまけに思いつき釣行ということもあり、ラインドレッシングも適当なので、ラインが団子になることおびただしい。

そうこうしているうちに、あっさりタイムアップ。
何故じゃー何故なんじゃーと、これまたどっかで聞いたような自問自答を繰り返しつつ帰路。

そして気がついた。
前回の当たりカラーだったイエロー系が皆無・・・。

なにやってんだか。

2011年5月9日月曜日

釣行記の後段として。

これからの文章は、一種の「愚痴」だと思って聞き流していただきたい。


実は今回の釣行ルートには、必ず近くに原子力施設がある。

              小老部川河口の東通原発。

わざわざ狙ったわけではないけれど、それだけ下北半島には原子力関連施設が多い。
逆に言えば、それらを受け入れなければ行政機能が維持できない状況でもあるのだろう。
(残念ながら「新リア王」を読んだことはないが)

大間町のアピールを「青森の恥」と罵った青森県民がいたが、原子力関連の補助金が少なからず県の財政を支えていること、今まで津軽地方からしか知事が出ていないことなどを考えれば、下北や南部エリアが自分たちの犠牲になっている事実を無視した発言と言える。

福島の件を受けて、世間では反原発運動がにわかに盛り上がっている。
では、全部止めればそれでいいのかというと、そんなに世の中は単純に出来ていない。
今までのこの国の原子力行政を無批判に擁護するのと同じだけ、盲目的な反対運動もまた害悪にしかならない。

              六ヶ所村・核燃料サイクル施設

かつてチェルノブイリ事故で反原発機運が盛り上がったときも、収束はあっさりしたものだった。
問題の本質が我が身に返ってくること、一筋縄で解決できる問題ではないことに気付き、しばらくの停滞期を経て、やがて世間は飽きた。

政治的圧力なんてなくたって、結局は国も国民も、問題の本質に踏み込むことを避けたのだ。

現にユッケ問題が出てきたとたん、原発事故やそれに伴う放射線量についてのツイートのみならず、東北の被災地の現状についてのツイートまで減ってしまった。

今やそれらの呟きを続けるのは、冷静に状況を見極めようとする一部の人々と、デマも含めて騒ぎたい人たち、この件を政治的に利用したい人たちだけになってしまったように見える。

              大間原発(建設中)

きっともう半年もしないうちに、人々はまた飽きてしまうだろう。
そのうち夏季の電力需要逼迫があるにせよ、火力が頑張ればそれらも忘れ去られるだろう。
それは福島で避難生活を余儀なくされている人々も同様。
地下鉄サリン事件が起こった途端、阪神淡路大震災の被災者が忘れられてしまったように。

人々の心理は、当時と何ら変わっていないと思われる。
今回は国内での事故ということで、状況がかなり状況が違うはずなのだが。

自分には学もなく、今回の事故がなければ「放射能」と「放射線」の区別もつかなかった程度の人間ではあるけれど、気に入らない発言をしたからと「御用学者リスト」を作ってみたり、かつて原子力関連のCMに出たというだけでタレントを吊るし上げようとする動きには、はっきり言って不快感しか湧かない。

どう考えたって、そこが本質ではないのは、この出来の悪い頭でも分かるから。

以前誰かが呟いた「ダメな反対派」が、再び醸成されているようにしか見えないのだ。

ではどうするのだ、と問われても、当然答えなんて持ち合わせてはいない。
根拠も微妙なCO2削減論に名を借りた原発推進機運は確実に退潮するだろう。
代替エネルギーへの注目も一時的なもので、コストの名の下にやがて忘れられるだろう。

文明的生活には大量のエネルギーが必ず必要で、それを手に入れるには何らかの代償が必要という、実に単純明快で根本的かつ地味な話に、真剣に向き合う人々が現われることを祈るだけだ。

それに、もう思想ごっこでお茶を濁す余裕なんて、この国にはないと思う。

丁度こんな文章があったので、〆としてリンクしておく。
http://www.mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20110501k0000m070102000c.html
>原発に限らない。
>賛成か反対か、敵か味方か。
>単純に色分けして他者を排するような社会から今度こそ脱皮したい。
>65年前の藤田の日記は「理性が支配するのが民主主義的なあり方」と続いている。

2011年5月8日日曜日

青森・下北半島釣行記(その3)

5/3(火) 続き

R338を佐井村方面へ向かう。
この時はまだ決めかねていたのだが、脇野沢の「むつ湾フェリー」に電話して状況確認をしたところ、乗船の余裕はあるとのことだったので、フェリーで蟹田へ渡り、そこから青森へ向かうことにした。

フェリーの出航は15時半、これで下北滞在のタイムリミットが決まった。
少なくとも15時前くらいには脇野沢へ入らなければならない。

この時点で10時前。
大間町内の入り組んだ道を、はやる気持ちを抑えつつ走る。

新設されたバイパスを下っていくと、奥戸(おこっぺ)の集落。
奥戸川河口からは田畑の間のダートを進み、渓流らしい景色になるあたりまで行く。
途中のには崩落した場所もあったが、一応四駆なのでやり過ごせた。
川沿いは下草もまだ伸びておらず、林道も川のそばにあるので、入渓場所には困らなかった。

              奥戸川の流れ。
              高低差が少なく、河畔の木も大きいので、フライは振りやすかった。


              マグネットがうまく付かないので見てみたら、大量の砂鉄。
              かつて採掘運搬用の鉄道が計画されたほど、下北半島は砂鉄が豊富らしい。


ヘアウィングダンを結んで、目の前の流れにキャスト。
二投ほどすると、昨日の苦労がウソのようにあっさり釣れた。

              小さいながらも、数年ぶりに手にしたイワナ。
              やはりこちらの魚はヘタクソにもやさしい。

全体的に落差は少ないものの、教科書どおりのポイントでは必ず反応があった。
瀬尻を走る魚が見えるというのも、しばらく忘れていた感覚。

やがて現われた淵を、下流から探っていく。
教科書どおりのレーンに、教科書どおりに流すと、もんどりうってヤマメが出た。
「良い型は出たときの音が違う」というのも、また教科書どおり。

              パーマークが綺麗な25cmくらい。自分の基準では良型。


              顔つきが丸い。メスだろうか。

この時点で11時を過ぎていたので、そろそろ転進しないといけない。
あと一匹追加したら移動、と心に決めて、遡行を続ける。

              先ほどより小型ながら顔が尖っている。
              メスはほとんど海へ下るので、残留型のオスが多いとは聞くけれど。

自ら課したノルマはあっさり達成できたので、そそくさと川岸をかけ上がり、移動。
林道から国道へ戻り、しばらく走ってまた林道へ入る。

              林道沿いの桜も満開。
              他にもコブシやマンサク、カタクリなどの花々があちこちで咲いていた。
              後から気付いたのだが、その中には例の「トリカブト」も・・・
              どうせなら写真を撮っておけばよかったと後悔。

              こちらも高低差の少ない流れ。(放流ないらしく、敢えて名は秘す)
              先ほどより水量が少ないので、若干不安はあったが…

しばらく反応がなかったものの、少し林道から離れるあたりで反応が出だした。

              小さな落ち込みから出た、居付きらしい色合いのイワナ。
              特にこのイワナは、お腹がイモリのようなオレンジ色だった。


              日の当たる場所から出る魚は、色合いがまた違う。
              個人的にはニッコウ系よりも白斑の多いアメマス系が好み。

この時点で時刻は12時を回っている。
頑張れば「ツ抜け」も可能と思われたが、フェリーの時間に遅れるわけにはいかない。
後ろ髪ひかれつつ川を後にした。

              結局このヘアウィングダン一本で通した。
              すっかりくたびれているが、こんな状態でもまだ浮力は維持している。
              今まではあまり使わないフライだったが、また巻いておかないと。

佐井村から脇野沢へのR338は非常に曲がりくねっていて、アップダウンも激しい。
普段から再度山など六甲の山道で慣れているものの、しんどさはその比ではなかった。
今回のようなツマミ食い釣行でもなければ、とてもじゃないが辛くて完走できなかったと思われる。

途中休憩を挟みながら、福浦の集落からの上り口に来たところで、目前の異様な山に気付く。
丁度モヤがかかっていて、いかにもRPGの魔王が棲んでいそうな岩山。
写真を撮りたかったけど、狭い道に往来が思いのほか激しく、止める間がなかった。
後で調べたら「縫道石(ぬいどういし)山」というそうで、東北百名山にも選ばれているらしい。
http://www.toonippo.co.jp/photo_studio/mountains/shimokita/nuidouishi/pic2.html

              途中、仏ヶ浦を見通せる展望台があった。
              携帯の写真機能ではこれが限界・・・

一旦かわうち湖方面へ抜ける道との分岐付近で平坦な牧草地に出るものの、しばらくするとまた山中のワインディングロードになる。
道の脇にはまだ残雪がたくさんあった。

やがて山頂を縫うような場所を過ぎ、一気に下り。
すぐそばを脇野沢川が流れているが、見に行ったり釣りをする余裕はなかった。

民家がちらほら見えてきたあたりに道の駅があり、ここで一旦休憩。
時計を見ると15時まであと少しだったので、ミネラルウォーターを買ってすぐに出発。
脇野沢港に着いてチケットを買ったら、丁度フェリーが入港するところだった。

              むつ湾フェリー・かもしか号。
              対岸の蟹田港と脇野沢港を約1時間で結ぶ。
              前日は強風のため欠航していたらしい。


              脇野沢港から津軽半島を望む。
              港内で釣りをしていた人が、チョイ投げで見事なカレイを釣るも「こんなのいくらでも」。
              そして足元のテトラ際には、美味しそうな藻場が。
              時間的余裕さえあれば…。

乗船を済ませてデッキに上がると、すぐに船は動き出した。

              雪を頂く恐山山地が遠ざかっていく。

              脇野沢港のすぐ近くにある「くじら岩」。
              そういえばtwitterではあまり出会わなくなった気が…

今度いつ来られるかはわからない。
今回だって、ほぼ10年ぶりの青森訪問だったのだから。

でも、きっと自分のことだから、我慢しきれずまた来ることになるだろう。
そんなことを考えながら下北半島を後にした。

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