2016年10月30日日曜日

秋祭り。


前日に木枯らし一号が観測された10月最後の日曜、魚住の住吉神社で秋祭りがあるというので覗いてきた。

播州の秋祭りは、西播のほうから順に東に開催されて、最後がここらしい。

サンテレビで録画中継されるような、姫路方面の祭りで見かけるのは、梅鉢や巴紋を戴く黒塗りの大屋根を持つ屋台なのに対し、ここで担がれているのは赤い三層の布団屋台。

ちょうど中間にあたる高砂周辺では、折衷型とも言える山型布団屋台というのを担ぐらしい。

またこれらの屋台は神様の乗り物としての「神輿」ではないので、御旅所までの渡御に使う神様の輿自体は拝殿の脇に置いてある。

大見(現・魚住町西岡の一部)の屋台
神社の鎮座地である宮本(現・魚住町中尾)の屋台
西嶋(現・大久保町西島)の屋台
西岡(現・魚住町西岡)の屋台

屋台中段には人が乗り込める空間があって、中では赤い法被を着た数人の子供が太鼓を叩いているんだけど、周囲は金龍の刺繍された幕で囲んであって、中が見えなくなっている。

また振り落とされないよう、子供たちは帯で屋台に括り付けられるようで、さらにある屋台では、子供たちを地面に降ろさないよう、それぞれ大人に肩車されていたり。

このへんは祇園祭とかのお稚児さんと同じですな。

まあ別の屋台の子たちは、普通に歩いて買い食いしてたけど。

それぞれ屋台には豪華な彫り物や刺繍があるんだけど、住吉神と縁の深い神功皇后の応神天皇出産に関するもの、安宅関突破は住吉神への祈願の結果とされる弁慶と義経(ただし壇ノ浦での武者姿)を除けば、桜井の別れとか、石川五右衛門とか、基本的に歌舞伎の演目を題材にしたもので、ぶっちゃけ播州や明石の地とは無関係なネタ。

能舞台が同じ境内にあったから、農村歌舞伎の影響かもしれないけど、なんだかなぁと思ったり。


お参りを済ませて、すぐ前の海に出てみたら、港にマイワシが回ってきていた。

船揚げスロープには小チヌもうろついていたりして、釣竿を持ってこなかったことを軽く後悔。

まあこんな状況で釣りしてたら、酔っぱらいに絡まれて鬱陶しいだけだろうけども。