2014年5月5日月曜日

GW釣行(その2)

 先ほどの池から転進すべく、google mapで近くの池を物色。

 少し前のgoogle map更新以降、野池情報をまとめたマイマップが参照できなくなって難儀していたのだが、これは別途アプリを入れることで解消することがわかった。

Google Maps Engine - Google Play の Android アプリ

 ただこのアプリ、完全にgoogle mapと連携しているわけではなく、マイマップをこれ用にアップロードしないと参照できない上、編集のたびにいちいち更新しないといけない。

 実にメンドクサイけれど、そもそもここまでの機能自体が無料で利用でき、数年前ならまず有料になっていたであろうことを考えると、しゃーないのかなぁという気もする。


 さて、そこそこ規模があり、フローターで楽しめそうな変化があって、尚且つ日当たりが良く水温が上がっていそうな池。

 選択肢に浮かんだのは、県道とは名ばかりの細い道をしばらく走った先にある有名ポイント。

 昨年訪れたときは一面にアオコが発生していて、まるで抹茶を溶いたような状態だった。

 さすがにこの時期はそこまで水質は悪くないだろう、という読みもあり、向かってみた。


 さすがに有名ポイントだけあって、既にカタマラン型のフローターが一艘浮かんでいた。

 まぁギルくらいは相手してくれるだろ(←こればっかり)と浮かんでみると、水中にはダマになったアオコの塊のようなものが全面に浮かんでいる。

 うへぇ…この時期でこれか。

 池のすぐそばの牛舎からは、しきりに悲鳴のような牛の嘶きが聞こえて落ち着かない。

 もしかして水質がアレなのは、この牛舎のせいなのでは…。

 ともかく、堰堤側から順に岸際や立ち木を打っていくが、やはり反応はない。

 まあ既に先行者もいることだし、厳しいのは重々承知の上とはいえ、やはりギルすら相手にしてくれないという状況は寂しい。

 途中のワンドでも特に反応はなく、日陰になったオーバーハングをいまさら打っていくのも、なんだか時間の無駄のような気がしてきたので、先行するフローターに追いつかない程度に途中を飛ばしていく。

 やがて最奥のハス地帯に近付き、土手のブッシュとブラッシュパイルの絡んだ場所にポッパーを落とすと、チビバスがもんどり打ってアタックしてきた。

 乗らなかったが、ようやくバスの反応が返ってきたので、地味にテンションが上がる。

 ハス地帯ではその後も数度のアタックがあったけれど、結局どれも乗らず。

 やがて先行のフローターが撤収したので、これで遠慮なく岸際を攻めつつ堰堤側に戻れると思ったら、夕マヅメ狙いのバサーの車が数台やってきて、今から攻めようと思っていたあたりをノーシンカーで探り始めた。

 まさか彼らの攻めるポイントを沖側から潰すわけにもいかないので、結局岸を遠巻きにしながら再上陸。

 撤収準備をしながら彼らの話に耳を傾けると、やはり水温、水位、人的プレッシャーでどこも厳しかった模様。

 こちらも無駄に日焼けしただけと言うのも不満なので、翌日に賭けることにして本土へ帰還した。
 

 ところが翌日は朝からどうも体調が思わしくなく、出発はいつも以上にゆっくりに。

時折吹く突風に流されながらの釣りになった。

 もうこの時点でダメフラグが屹立。

 でも釣り場を目の前にして帰るのもアレなので進水。

 例年GWに浮かぶたび感じることとはいえ、どうにも水温が低いし、やはり魚も出ない。

 実際のところ、もう半月もすればトップに容易く出るようになるのはわかってるけど、それでもやっぱりせっかくの連休、いくら忙しくても釣りせず過ごすという選択肢は、ない。

 いっそGW中だけでも、海でチョイ投げかバチシーバス狙いにするとか、野池に関してもルアー縛りとかでいいのかもしれないけど、どのみち岸からは釣り人の数が尋常じゃないからなぁ…。

 池を半周まわって、ようやくギルが溜まっているポイントを見つけたものの、カシの木だかクヌギだかの花が水面にたくさん浮かんでいて、ウィードガードなんて関係なく必ずフライに引っかかるうえ、どうにも魚自体の型が小さいようで、反応は激しいのにちっとも食い込まない。

ラインのヨレを取っているだけ。ちなみに目前の岬では無反応。
結局1時間半ほどかけて池を一周、帰着点が近付いたので早々に切り上げた。

 まあ四国行きが大雨で躓いた時点で、もうフラグは立っていたんだろうなぁ…。

 あとの休日は全て雑務で埋まっているし、仕事が始まれば煩わしいことが目白押し。

 …6月中に有休取って厭世、もとい遠征でもしてやろうかしら。

2014年5月4日日曜日

GW釣行(その1)

 去年のメッキ釣りの時に思いついたように、高知や徳島の渓を釣るつもりでギリギリまで段取りを組んでいたら、狙いすましたように集中豪雨が四国を直撃。

 いくら「アメゴ」でも、さすがにこりゃ増水と濁りで厳しかろうということで、とりあえず淡路の池で浮かぶかとなったものの、豪雨の影響を受けたのは淡路も同じ。

 そんな状況のなか、色々あって連休前半の平日を釣行に当てざるを得なくなった。

 まあ、この時点で既に厳しいことは目に見えていたけれど…。

 それでもニューロッドの入魂もしないといけないし、と、テンションを上げるべく、いくつかフライを巻いてみる。

見よう見まねで巻いたフォームダイバーっぽい何か。
ヘッド部分が予定より小さくなってしまったので、実際にはあまりダイブしない。
チェルノブイリアント用のフォームの流用なので、このカラーリング。
某球団のイメージカラーなのもあって、巻いていると何故か腹が立ってくるという弊害が発生。
他にもハイビズのギルをつけ忘れた某ミノーもどきや、アレンループをつけ忘れたギルポッパーとか。

 以前、地図からでは近付く道路がわからなかった池へのルートを、他の調べ物をしている際にたまたま発見したので、じゃあ一発目はそこへ行くか、と。

 釣り禁や水抜きの状況が気になるところだったけど、とりあえずネット上の情報をかき集めてみたところ、大丈夫そうなことが確認できた。

 ただ、複数のブログに記述があるということは…まぁそういうことなんだけど、それでもギルくらいは相手してくれるやろ、という甘い考えだった。


 高速を降りて県道を走り、やがて車一台がやっと進めるような、細くて急なコンクリ舗装の山道を登っていく。

 両側の笹薮は、元々は見事な棚田だったであろう耕作放棄地で、一部には既に木が生えていて、周囲の山と同化していた。

 途中には住人を失って崩壊し、今まさに笹薮に飲まれつつある家屋の残骸。

 やがて小山の頂上の切通しを抜けると視界が開け、その先に目指す池が。


 池のすぐ脇には家が何軒かあって、桜並木の小さな広場とベンチ、そして鉄製のごみ箱。

 道が狭いので邪魔にならない場所に車を止め、フローターの準備を整えて堰堤から進水。 

 最初のワンドを目指して足ヒレを動かしていると、先ほどの切通しの道から軽トラが出てきて、堰堤上の道を走っていく。

 運転する爺様と目が合ったので、帽子で軽く会釈すると、「おぅ」という感じで手を振り返してきた。

 大抵こういうときは怪訝な表情で睨まれるだけなのに、この反応は珍しいなぁと。

 やがて軽トラは池のそばの家に入っていった。

 なるほど、あの広場やごみ箱、ベンチを作ったのはあの爺様か。


 シャローから順に打っていくものの、雨で水温が下がっているせいか、連休前半で既にしっかり攻められているのか、まったく反応なし。

 昨日までの大雨で満水状態なのもあり、途中のオーバーハングも打ち込む隙間がない。

 また前日の雨の影響か、たまに南よりの突風が吹くことがあり、ポジショニングもやや難しい。

 ラバージグやノーシンカーワームなら、スキッピングで強引に攻められるのかも知れないが…。

満開の藤の花。落下する虫を待つ魚がいないか探ったが不発。
やがて池をほぼ半周し、堰堤のほうへ向き直ると、堰堤の上の細い道に、黒いステーションワゴンが止まった。

 やがて中からスピニングを携えた二人の釣り人が出てきたのだが、彼らは他に除けようのない堰堤の上の細い道に、平然と車を置いたまま釣りを開始。

 まぁ、自分が噛み付いたところで、彼らの素行や思考法がどうなるもんでもないしなぁ…いずれこの池もああいう連中が潰しちゃうんだろうなぁ…と、若干げんなりしながら釣りを続行。

 しかし、打てども打てども反応はなし。

 結局堰堤そばまで戻って来ると、ステーションワゴンの二人組は下段にある別の小さな池へ歩いていった。

 どうせあとで攻めてみようと思っていたので、戻ってきたら状況を聞いてみようか。

 そうこうしているうち、水温が上がってきたのか、岸のブッシュ際で反応が出始めた…ギルの。


 「うわちっちゃ…まぁ『ボ』は逃れたか」

 ニューロッドは若干硬めなのもあって殆ど曲がらず、実にしょぼい入魂である。


 再上陸して道具を片付けていると、先ほどの爺様が草刈をしていたので、挨拶がてら声を掛けてみた。

 聞くとやはりこの小さな広場は爺様の手によるもので、田んぼを潰して作ったのだとか。

 桜並木も自分で植えたらしく、綺麗なので地元ケーブル局が取材に来たこともあるらしい。

 昔から釣り人は県内外を問わずひっきりなしに来るそうで、とにかく彼らが捨てるゴミがひどいのでゴミ箱を置いてみたが、きちんとゴミを入れる人は少ないそうだ。

 「俺が謝ってもしゃーないけど、すんませんねぇ…」

 「いや、マナーの悪いのはちょっとだけで、あんたみたいな礼儀正しい人のほうが多いんやで」

 ここは便の悪い寂しいとこやけど、空気だけはええからな、懲りんとまたおいでと言われた。


 爺様と話し込んでいるうち、黒いステーションワゴンは既に走り去っていた。

 後で下段の池にも行ってみたが、魚はいたものの柵が作られ、釣り禁止になっていた。