2021年10月20日水曜日

胆嚢炎。~はじめてのにゅういん~

例年通りのお盆の自主禁漁を終えて、さあ今年も釣れない青物かーとか思っていたら、平日明け方にえげつない腹痛。

水出しの麦茶が傷んでたかなぁとか思いつつ、痛みをこらえてみても、いつまでたっても痛みが引かないし、熱も出てきてひどい汗に。

とりあえず仕事休んで、近所の病院へヒーヒー言いながら朝イチで転がり込む。

冷や汗たらしながら待合で待たされ、対応した医者は触診もせずに痛み止めだけくれた。

この痛み止めジェネリックだったせいかしらんが、びっくりするほど効かない。

あんまりだったんで、腹立って昼から再受診。

すると、朝と昼で医者が交代するようで、朝のセンセは触診もしてくれんかったと訴えたら、ほなやっときますかと触診してもらえた。

痛いのはどのへん?…へそより上か。
ほなここら痛い?…ほー痛そうやね…まあ胆石でしょうな。
紹介状書くから、明日は近所のもっとでっかい病院へ行って。

まあ処方考えたら、午前中のセンセも見立ては一緒やったんやろなと。

胆石程度なら、鎮痛剤で収まっちゃう人も普通にいるからねぇ。

というか、10年ぐらい前、職場で似たような状態になって、辛すぎて早退途中の電車内で何度か気を失いつつ、我慢しきれず乗換駅近くの大病院に駆け込んだものの、結局診療時間外で当直さんしかおらず、一応もらった鎮痛剤で収まったんで原因不明だった謎の腹痛とか…

数年前にやはり腹痛でのたうち回ったとき、腹にたまたま「触れるだけで激痛が走る発疹」が出てたんで、皮膚科で帯状疱疹の抗ウィルス薬と鎮痛剤を貰ってやり過ごしたやつも…

どっちもおそらく胆嚢炎だったんだろうなぁと。

で、翌日からコロナワクチン二回接種を挟みつつ、検査まみれの9月を過ごし、晴れて10月半ばに入院が決定。

事前に「禁煙できてなかったら麻酔がうまく効かないし、治りも悪くなるから手術してやらない」と、わりと直接的に脅されたんで、長年続けていたたばこを、一週間前にすっぱり辞めた。

初日と三日目と7日目に吸いたくなる、とは言われていたけれど、とにかく持ち歩かないようにしていたら、そのうち体が諦めたらしくて、極端な反応は出なかった。

意志が強いんだか、単に諦めがいいんだかはわからない。

あと、隣の人の寝息や咳払いが気になるのもなぁ、と思って、予め個室でお願いした。

手術自体はごく一般的な腹腔鏡下胆嚢切除手術なので、入院翌日にさくっと終わった。

出てきた石がまたでかくて、親指の爪ほどあるのが2個と、その半分程度のがいくつか。

石がでかかったんで、摘出のためにへその部分の傷が他人より少し大きいらしい。

胆嚢というのは基本的に胆管から小ナスがぶら下がったみたいな形をしてるはずなのに、胆嚢本体と胆管との間の部分に、その石がごろごろ詰まっていたせいで、自分の場合はMRIの胆嚢の画像が、ゆるいZ型に変形していたぐらい。

全身麻酔だったので、ほんとに寝てる間に済んじゃってて、術後に何度かICUで絡んだ痰を取ってもらった記憶がある程度。

その後、目が覚めたら既に病室に戻ってて、ちょっとへそのあたりが痛てぇなぁ、ぐらいだったんだけど、術後の採血でγ-GTPとかの値が急上昇、軽く黄疸まで出ていることが発覚。

典型的な「胆嚢摘出後症候群」というやつで、一時的なものである可能性は高いものの、万一手術中に誤って胆管内に落ち込んだ胆石の破片とかで、胆管が炎症を起こしている場合があるんで、翌日ふたたび口から内視鏡を突っ込んで、十二指腸経由で胆管を確認することに。

これが本当にきつかった。

一旦酸素マスクつきで戻った病室から、ベッドでそのまま再び手術室へ運ばれ、まだあちこち機械に繋がれた状態で、よいこらしょあだだだだと呻きながら手術台へ自力で移動、痛む傷口を下にしてうつ伏せで顔だけ横向けにされ、口にマウスピースを突っ込まれる。

これだけでも結構な心的ストレスがあるところに、二日連続だったから投与を加減したのか、鎮静剤が途中で切れて、目前でセンセたちが口の中に内視鏡と針金みたいなのをごりごり突っ込んでる様子を見せられ、腹の中が今まさにいじられてるのがモロに伝わってきた。

はよ!鎮静剤追加はよ!という思いで「んごぉぉ」と呻いてみたのは覚えてるけど、それが伝わったのかどうか、それ以降の記憶はきれいに途切れてる。

気付いたら再び病室に戻されていて、手の甲からは抗生物質やらなにやらの点滴、胸には心電図、口には酸素マスク、そして尿は膀胱からカテーテル経由で排出という状態に。

かろうじて手の届くところに、持ち込んだスマホがあったんで、その状態で写真を撮った。

ここまで弱ってる自分自体、そうそう見られるもんじゃないし、次こういう状態になるのは、下手すれば死ぬ直前とかだろうし…。

問題は就寝時で、喉に色々突っ込まれた後だったし、しつこい咳払いは仕方ないにしても、やたら寝言を言ったり、気付いたら意味なくブーブーと唇を鳴らしていたり、自分の様子があまりにもおかしかった。

あれも術後譫妄の一種だったんだろうか。

まさか自分が騒音の発生源になるとは思わなかったけど、そういう点ではむしろ個室にしておいて良かったなと。

その後は点滴やカテーテルも外されて、寝言や異常行動?も日を追うごとにもなくなり、痛み止めを飲みながら、病室のある階から1階のコンビニまで階段で往復できるまで回復。

最初のうちは胃腸も万全じゃないから、食事も三分粥で、これはまだ食べられる有難さを思いながら食べられた。

辛かったのは全粥に戻ってからの2日ほど。

食べやすい食材ばかりではあるものの、既に味付け等は通常の食事と同じ状態のおかずを、小丼ほどある量のお粥で食べなきゃいけない。

これが思いのほか辛かった。

お粥が嫌いとかじゃないんだ、ほんっとーに飽きるんだよ、塩すら入ってないお粥って。

…まあ、胆石自体が長年の不摂生のツケみたいなところがあるんで、病院の食い物に文句言うのは違うよなぁと思って、黙って食べてたけども。

2日あけた再検査の結果、各数値は下がってきたので、いよいよ退院日が確定。

あらかじめ高額医療費に対する限度額適用認定票を貰っていたので、平均月収分対応額+差額ベッド代を合わせても、支払額は十分予想の範囲内で済んだ。

まあちゃんと約款読んどけって話ではあるけど、長らく掛けていた小口の傷害保険が外傷専用で、胆嚢炎の入院が対象外なのには驚いたけども。

基本的に抜糸はないので、あとは2週間後の外来を残すのみ。

だけど、ここからまだしばらく重量物は持てないし、あと数日程度は自転車にも乗れない。

当然、しばらくは釣りも我慢になるので、このまま今年も青物ナシかなぁと。


2021年10月1日金曜日

COVID-19を巡る話。というか、ここ2年ほどのグチ。

更新をさぼっていた間も、もちろん釣りには行っていたものの、ややこしい仕事が立て込んだこともあって、更新にリソースを割く気力ががががが。

とはいえ例年通り、ガシラを釣ったりメバルを釣ったりしてるだけではあったんだけども。

米国でおかしなインフルエンザで死人が山ほど出てるとか、中国の武漢でとんでもない肺炎が流行ってる、という話が出たのは、一昨年かその前年ぐらいだったか。

年も明けて節分も終わった辺りから、国際クルーズ船内での集団感染で世間が大騒ぎになり、やがて大阪のライブハウスでのクラスタ発生をきっかけに、近畿地方でもCOVID-19、所謂新型コロナウィルスがシャレにならん状況に。

近隣の街での感染者報告が続く中、遂にわが町でも感染者が発生。

そして郵便局での感染者発生の影響で、集配停止を知らせる張り紙がポストにべったり貼ってあったりして、ひたひたと迫りくる感じが凄まじかった。

インフルエンザの飛沫感染を予防するために、例年冬場から春先は通勤の際にマスクをつけているし、当然ストックもそれなりにあったんだけど、春先を過ぎてもマスクを外せなくなったので、結局ストックが切れて、通販で割高なマスクを買わざるを得なくなったのは、既にマスクが一巡した今でも、思い出すたび腹立たしい。

ただ、釣りに関して言えば、自分のように一人で近場に行くのがメインの人間にとっては、「じゃあしばらく遠征や繁華街に出るのを控えよう」で済む話ではあった。

けど、世間の一般的な釣り人にとっては、現地までの移動時や、仲間との交流の際に発生する「密集・密着・密室」を考慮すれば、当然感染リスクは存在するわけで、そこは他のレジャーも変わらない。

で、無自覚な都市部の人間が地方遠征でウィルスをばら撒いている状況が可視化されてくると、むやみに県境をまたぐな、という話になっていくのは当たり前の話。

兵庫県内で言えば、当時まだ感染者のいなかった県北部や、淡路島への移動自粛が要請されたり。

まあガン無視した挙句、違法駐車や不法投棄など、トラブルの限りを尽くしまくった連中により、見事に淡路島内の漁港が一律「当面立入禁止」に。

ほんまにどないしてくれんねん…。

のっけからそんな調子だったこともあり、遂には釣果投稿サイトや釣具チェーン店のブログも、居住地近辺以外での釣果は当面掲載しないという動きが出た。

その結果どうなったかというと…播磨灘沿岸にプチ遠征してくる人間が増えた。

普段めったに混み合うことのないこのあたりでさえ、車に乗り合わせてやって来た大人数の一団に占拠される事態に。

海辺は確かに密室とは無縁だけど、さっきも書いたように道中の車内は思いっきり密集・密着・密室だということまでは想像力が及ばないようで、当然のようにノーマスクで、終始大声でご歓談。

時折呑気に咳き込んだりしてる。

大抵あの手の人たちには彼らなりの「揺ぎ無き正解」があり、それは大体において「公共心とか社会性とかとは遠く離れた場所にある何か」であり、そこをさらに指摘してくる人間は「空気の読めない変な奴」なので、とにかく関わらないようにして、身内で移しあって自滅していただくのを待つのが最善ということに。

…いや、実際それ以外に対処法ある?

コロナ関係ないけど、林崎のウォーターバイクの連中とか、明らかに『そういう人種』に対して「勝手にどっか遠くで果ててくれ」と思うのは、そんなに罪深いことかね。

最近になってワクチン接種も一巡した感じで、ようやく感染者数も落ち着き、重症者で病棟が溢れる、なんて話も聞こえてこなくなったけど、メバルなりアオリなり、時期の釣りモノに合わせて、上記の釣り人は増減を繰り返しつつ常に存在しているわけで。

まあコロナが消えてなくなればいい話ではある。

けど、そうなるわけもないのでねぇ…。

2020年1月5日日曜日

正月休みまとめ。

1月2日
元日に見たアジの群れがどうしても気になり、今年は2日から初釣りに。
が、予想通り港内にアジのアの字も見当たらず。
相手をしてくれたのはガシラのみ。
デスヨネー…。

1月3日
潮の加減を見て、夕マヅメ狙いで釣行。
やはり港内にアジの姿はなし。
あれは幻だったのか…。
リフト&フォールで、アジ以外はそれなりに。
メバルはおチビを除いて腹ぺちゃ。



1月4日
風速10mを超える強風のため見合わせ。

1月5日
正月休み最終日。
昨日とは打って変わって風の穏やかな日。
港内のアジの幻影を振り払うべく、今日は石積みの方へ。
19時頃から釣り始めたものの、ようやく釣れたのは20時前。
そこからもポツポツとしか釣れず、アタリも途絶えたので帰宅。


終わってみれば、釣れなくはなかったけど、がっつり釣った感もなし。

ほぼボトムをリフト&フォールの釣りだったので、ガシラが多いのは当然か。

しばらくはこんな感じで釣れてくれるだろうけど、2月に入ったらどうなるやら。

あまり高水温が続いても、それがいい方に転んでくれるとは限らないからなあ。

2020年1月1日水曜日

二年参りと初日の出。


ガシラ一匹に終わった釣り納めの後、支度して乗り継ぎ駅で友人と待ち合わせ。

防寒着にマスク姿のおっさん二人、互いに不審者やなと言い合いつつ生田さんへ。

この冬は本当に冷え込みが弱くて、比較的寒いはずのこの時間でも、手がかじかむ感じはない。


小一時間ほど開門待ちをする間に周囲を見回してみると、とにかく外国人が多い。

黒マスクの韓国人グループや、ピンクの防寒着にイヤーマッフルの子を連れた中国人家族、他にもベトナム語やタガログ語、インドネシア語なんかが当たり前に飛び交う。

このところ「初詣は鉄道会社の集客のために始まった」という話が拡散していたりするし、むしろ日本人には、初詣自体に意義を見出せなくなっていたりするんだろうか。

それならそれで、あらかた100年ほどの歴史があるんだけどね。

やがて中門のシャッターが開くと、一斉にゆっくりと賽銭箱の前へ。

最前列には、黒いターバンのシーク教徒までいる。

まあ他宗教に寛容な教義だとは聞くけれど…。

カウントダウンが始まり、一斉に皆が空へ指を突き立てる。

そして時報とともに「おめでとー!!」の声。

隣の友人への年始の言葉もほどほどに、賽銭箱前でご祭神の稚日女命(天照大神の幼名、妹、和魂など諸説あり)へ年始のご挨拶。

例年はくじは引かないんだけど、今年は誘われるまま引いたら中吉が出た。

ま、こんなもんか。

終夜運転は間隔が長いので、あまりのんびりもしていられない。

頃合いを見て境内を離脱し、友人は私鉄、自分はJR利用ということで、挨拶もそこそこに別れた。

年々愛想なしになっていくけれど、向こうが無理して時間を割いてくれているのを知っているだけに、これはしょうがない。

終夜運転の電車は西明石止まりなので、そこからはタクシーで帰宅。

初日の出は朝7時過ぎということで、シャワーを浴びた後に少し眠る。


だいたい仕事に出る時間に目が覚めたので、若水を頂いたあと出発。


既に東の空は明るく、堤防には初日の出を待つ人影が鈴なりに。

ちょっと雲が多いけど、生駒山地のあたりは雲が切れてるから平気かな。

年末の買い出しのとき、スマホ用の望遠レンズを見つけたので、ちょっと使ってみる。

若干赤みがかるのと、かなり歪みが出るのが気になる。

まあ安物だしなぁ。

やがて例年通り、明石海峡大橋の本州寄りの主塔のそばから初日の出。




足元のテトラで年またぎの夜釣りをしていた人も、初日の出に合掌していた。

人々が帰っていく中、またライズはないかと西の方を眺めてみると浮き島が。



さすがに遠すぎるのと、光量不足で綺麗には撮れないか。

堤防から降りて、なんとなく漁港内を見ていると、何かの群れがいる。

今は干潮だし、ここは温排水も出ていないから、魚が港内に溜まる要素はないはずなんだけど。

持っててよかった偏光レンズ。


うーん、どう見てもアジ。

それもそこそこのサイズ。

ちょいちょい色の違うのがいるけど、あれは所謂アオアジか。

あれだけ苦戦したというのに、一体どういうことなのか…。

すぐにでも家からタックルを持ってきたかったけど、元日は休漁と決めているので諦めた。

これ、きっと明日にはきれいさっぱり消えてるパターンだよなぁ…。

その後、ご近所のお宮さんに順番にご挨拶。

最後に寄った住吉さんで引いたくじは大吉で、日本酒の小瓶まで頂いた。

嬉しいけど、ここが今年のピークなんてことはない…よね?



2019年12月31日火曜日

2019年の釣り納め。

昨年・一昨年同様、釣り納めは青物にするかとも思ったけど、ノマセ以外で芳しい話を聞かないので諦めた。

さらに、例年通りに大掃除やら買い出しやら、さらには年末の特番配信なんかも重なって時間が取れず。

ようやく出かけられることになったのは、29日に日付が変わるころになってから。

まずは手始めにフロートを流すと、何投目かでモゾっとしたアタリ。

おっと、この当たり方は…



かなりの抵抗で上がってきたのは、尾びれの立派なメバル。

ここで打ち止めにしておけばいいものを、翌30日の晩もまた出て行く。

昨晩のことがあるので、まずはフロートを投げてみたけれど、この日に限って潮が微塵も動かず、風もないもんだから、鏡のようにベッタベタの凪。

こういう時はメバルの反応が薄い。

しょうがないので、普段より少し重めのジグ単で、リフト&フォールで底狙い。

幸か不幸か、今シーズンは藻の生育がよろしくないので、根掛かりも少ない。


サイズダウンしながらも、ガシラが断続的に釣れる中、ちょっと違うアタリ。

シルエットも、なんだかガシラとは微妙に違うような。


お、先週のクロソイに続いて、ヨロイメバルとは珍しい子が。

よく似たコウライヨロイメバルとの見分けは、尾びれの白帯の有無らしいので、以前「日またぎの五目め」で釣れたのは、コウライヨロイメバルのほうだったらしい。


その後も大小、いや中小のガシラが連発するので、ちょっと沖目を流してみる。

おっと、今度のアタリは走る…けどすぐ寄ってくるな。


昨日の子の半分くらいか…?



結局またガシラが釣れたので、目先を変えるためにも、フロートを付けてさらに沖目を流してみたら、何かヒット。

お、えらい走るけどなんだ。


おお、久々のアジ。

期待してたサイズには程遠いけど。

まだ群れがいるかと思って、同じコースを流してみたけど不発。

さすがに単独行動ではないと思うけど…通り過ぎたかな。



その後はまたガシラしか釣れなくなったのと、眠気がピークに来たので帰宅。

そして迎えた大晦日、二年参りの先約があるので、夕方しか釣りに行けない…。

とはいえ、今日の潮の加減なら、さすがに何か釣れるでしょ…なーんて甘く考えてた。


…結局、この小さなガシラが、本年ラストフィッシュということに。
なんとも尻すぼみな…。

それでも一年、釣り物が途切れることはなかったので、昨年同様に、道中の戎様の祠にお礼のご挨拶をしてから帰宅。


帰宅後、年越しのニシン蕎麦を食ってから、二年参りへ出発。

昨年・一昨年と、長期にわたる通院が続いている。

年齢的なものは仕方がないので、来年はそれが少しでも減れば有難いんだけど。

とりあえず、体の負担を減らすためにも、釣行時間の短縮からかなぁ…。

2019年12月22日日曜日

それでも。

夕方からしばらく通り雨。

さらに今夜は長潮と若潮に挟まれた干底。

風が比較的弱いのが救いなぐらいで、条件としては非常によろしくない。

…それでもまあ出掛けるわけですが。

そろそろノリ工場の排水が始まる頃なので、その確認も兼ねて石積みへ。

シモリのキワをフロートで探っていくとアタリ。


小さいけど、とりあえずボ○ズは回避できたか…。

ワームを変えつつ、潮に乗せて探っていると次のアタリ。

お、これはメバルかな。


やっぱり痩せてるなぁ。

しかも前回よりサイズダウンしてるし。

ここで小さい方の漁港へ移動。

あー、やっぱりノリ排水が始まってる。

…でも去年までのように、まっ茶色の水を垂れ流してる感じではないな。

ろ過装置でもつけたのかな。

しばらくフロートを投げ続けたけれど、まったくアタリなし。

だめかー。

マイクロワインドに替えて、ミオ筋を丹念に探っていくと、ガガンと持っていかれた。

少なくともガシラではなさそうだけど、何が釣れた?


あら、クロソイかこれ。

東北や東日本のほうだと一般的な魚だけど、このへんではヨロイメバルと並ぶレベルで珍しい顔。

しかし…お前さんがこれだけ出張ってこれるということは、他の魚はおらんな?

…よし、帰るか。

2019年12月15日日曜日

干上がる海。

雨が降ったりやんだりの中、さらに夜中の潮が低い。

今週末はそんな条件下。

正直、釣れる気はしないけど出発。

港内はもう釣れる気がしないので、久々に石積みへ。

フロートリグを組んで、潮に乗せつつ流して数投後、ぐわっと持っていくアタリ。

おお、これは紛れもなく。



サイズはともかく、えらい痩せてるな君。

肛門のあたりを見る限りオスかな。

まさか、もうどっかですることしてきた?(←言い方ァ!

リリース後、同じコースを流すも反応なし。

潮から外れたあたりを探ると、ガンッと。


ありゃ。

そういえば、潮位もかなり低くなってきてる。

まだいけるかなぁと思いつつも、そこからさらにしばらくして、再び持っていくアタリ。


あんたもお腹ぺちゃんこだねぇ。

ついでにオスっぽいのも同じ。

さらに…後が続かないのも同じ。

その後もだらだら釣り続けて、気付けば新聞配達のバイクの音が。

もういっそ干底を見てやれということで、近くのベンチで缶コーヒーを飲んだり、タバコを吸ったり、スマホで動画を見たりしながら時間をつぶす。

…いや、帰れよ。

やがて潮位の一番低い時間帯になったので、以前根魚天国だったゴロタ浜へ。



滑る足元に注意しながら、普段は水の底にある場所を歩く。

大きな岩や砂地は少なくて、ただただ緩い起伏を描きながら、どこまでもゴロタ石が転がっている。

これならカニやヤドカリの類は豊富そう。

春先は、ここに更に稚魚たちが集まるから、あんな感じで爆発するのかな。

ま、今シーズンも期待しておこう。